明るみになるリリスの野望。そんな中2人のヒーローと1人のスーパーヴィランが参戦する。
ウルヴァリン!パニッシャー!そしてブラックハート!ハーツオブダークネスⅡの開幕だ!
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【あらすじ】
ジョニーとダニーがリリスの野望に翻弄されていた頃、2人が激闘を繰り広げ、封鎖されたフェリーに訪れた二つの影があった。
ウルヴァリンことローガン、パニッシャーことフランク・キャッスル。
パニッシャーは市民や友人の警官が謎の死を遂げたこと、ウルヴァリンは”燃えるドクロのバイカーたち”が大暴れしたことを聞きつけて調査するためにやってきたのだ。
そして件のバイカーたちの片割れであるダニーの居所を探し出し、真偽を問いただす、だが、ダニーの様子はどこかおかしく…?
一方、メフィストを牢から解き放ち連れ出したジョニーはモーテルで一休み。憎き悪魔からの提案を聞き流しつつ酒を呷るが、その中でようやく自分の変化にリリスとベラスコが関わっていることを知る。メフィストの処罰に悩むジョニーだが果たして。
そして2人のライダーたちもメフィストもウルヴァリンたちも知らないところで、もう1人の大悪魔が地上に顕現していた…。
【スピリット・オブ・コラプション】
ジャック・オー・ランタンを撃破したダニーは、再び母の墓前で酒を呷りながら自分の置かれた状況に愚痴を零す。
リリスの思惑でジョニーが狂わされたこと、そのジョニーに”復讐の精霊”の力を奪われたこと、そして今度はベラスコにハメられて異形の力を植え付けられたこと。
正直、愚痴りたくなるほど酷い目にあっている。筆者がダニーの立場だったら間違いなく闇落ちする。
ケアテイカーに𠮟咤され、ジョニーの居場所を探そうとバイクを吹かすがそこにウルヴァリンたちが現れ、先日の事件の詳細を問い質す。
ウルヴァリンとパニッシャーは警官殺しにダニーが関わっていると考えたのだ。
ここにきてダニーの悪い癖が再発する。彼は限界までフラストレーションが溜まった状態で何かアクシデントがあるとキレてしまうのだ。
普段物静かな人ほど怒らせたら恐い、とはよく言うがダニーはまさにそのパターンだ。
”スピリット・オブ・コラプション”の力を得たばかりで制御できないダニーはどす黒い感情のままに、ウルヴァリンたちに襲い掛かる。
コラプションは腐敗や腐蝕を意味する言葉だが、”スピリット・オブ・コラプション”はヒトの魂を蝕み腐敗させ、正気を無くしてしまう恐ろしい力なのだ。
ウルヴァリンのアダマンチウム製の爪の斬撃も、パニッシャーの弾丸を受けても即座に回復してしまう再生能力と、触れたモノを腐蝕させる能力で数の不利をものともしないダニー。
ケアテイカーが間に入って3人の戦いを収めようとするが…。
【真相を知ったジョニー】
メフィストから自分が変異した理由はリリスとベラスコにあることを聞いたジョニー。自分の意志で逃亡した悪魔たちを粛正し、弟から戦う力を奪い、憎き悪魔を開放したと思っていたのに、実際はリリスとベラスコの思惑通りに動いていただけだったのだ。
愕然とするジョニーだが、ここでジョニーも悪い癖が再発。
どうあっても悪魔の手の内という事実から逃げるように、がむしゃらにバイクを走らせる。
目的地も見いだせないままに爆走することがジョニーだが、これが彼なりの悪魔への抵抗なのかもしれない。そんなことをしても虚しいだけだけだとは分かっているだろうに。
荒野を駆けるゴーストライダー(と簀巻きのメフィスト)だったが、眼前に展開されたポータルに突っ込み、何処の雪山に飛ばされる。「何が起こった?」と訝しむジョニーだが、彼の前にあの魔術師が現れた。罪人を牢に連れ戻すために。