地球最強のヒーロー?小さいな
ということ、今回はマーベルレジェンドノヴァのレビューだ。
ノヴァのアクションフィギュアはハズブロから何度か発売されてきたが、今回はグルート(MCU)アソートにラインナップされたバージョン。ハズブロは実写映画作品のアメトイシリーズをマーベルレジェンドとは別口で展開してきたが、いつしかマーベルレジェンドへと統合。実写版のフィギュアとコミック版のフィギュアが入り乱れることになったが、このノヴァもそのうちの1つだ。
デザインの元ネタは2007年から2010年まで刊行されたノヴァ誌で登場したもの。ノヴァと言えばこの姿という認識を持つ読者も多いのではないだろうか?
正面から。青いメタリックスーツと黄色いプレート、そしてノヴァ・プライムを象徴する赤いシンボルマークとド派手ながらも纏まったナイスデザイン。
背面から。一際存在感を放つ、背中のノヴァ・コァの一員の証。余計な穴もなくて一安心だ。
バストアップ。地味に記号に多いデザインながらも緻密に再現、立体化してくれたハズブロに感謝。ノヴァのスーツは「青」よりもどちらかというと「黒」のイメージだが、敢えて青をチョイスするのも意外性があっていいだろう。何よりオシャレだ。
肩のアーマーは胴体から接続する形式と取った特殊なもの(他にこの仕様を採用しているのは初期版ウルトロンやチタニウムマンぐらい)。一見では意欲的なものに見えるが、この仕様がノヴァの評価を分ける一因となっている。画像の通り、この仕様は別に「必要がない」からだ。むしろ両腕を上にあげたりするだけでおかしな構図になってしまうので、正直要らない。アメトイは出来がいいフィギュアに限ってどうしてこれを付けたんだ、てのが多い気がする。
そしてもう1つ、ノヴァの評価を左右する要素がある。それが初期版のレジェンド並みに小さいこと。ノヴァ単独では分りにくいが、他のレジェンドと並べるとその小ささがよく分かるだろう。
「そろそろ失礼するよ。宇宙が俺を待っているんでね」…やっぱり肩の仕様がいらねえ。
色々文句も書いてきたが、このノヴァは管理人の中ではお気に入りのうちの1つだ。アクションフィギュアとしては欠点があるが、それでも完璧と言える見栄えの良さは群を抜いているからだ。ついつい手に取っては眺めてしまう。そんな魅力がノヴァにはあるのだ。というわけで、肩の仕様を無くしたバージョンを発売してくれ。