ゴーストライダー(2019)誌の真の最終回!
宇宙の果てからやってきた侵略者たちにジョニーとダニーはどう戦う?!
地獄の明暗を分けるラスト・ランだ!
前回はこちらから↓
【あらすじ】
ダニーたちと分かれてから夜のハイウェイを駆ける地獄の王ジョニー・ブレイズ。
メフィストを引き廻しながらツーリングを楽しむ中、空から黒いドラゴン、シンビオートの群れがやってきたところを目撃する。突然の事態に困惑するが街を襲うバケモノたちを排除すべく攻撃をしかけるがジョニー1人だけでは対処しきれない。
そこに心強い助っ人が現れる。ダニー・ケッチにケアテイカー、そしてブラックハートだ。
シンビオートが街の空を覆い尽くす中、地獄からはリリスの配下の悪魔たちが現れる。そんな悪魔たちもシンビオートに呑み込まれ凶暴化。混沌と化す状況を打破すべくジョニーたちは行動を開始する。
【それぞれの果たすべき使命】
ダニーたちに助け出され、地獄の王として再起を果たそうとするジョニー・ブレイズ。シンビオートの大群の対処に追われながらもメフィストの捕縛に注力していた。それは偏にメフィストの危険性を誰よりも理解しているから。
この悪魔から目を離すと何を仕出かすか分からない、だから常に王たる自分の監視下に置くことで未然に悪魔の思惑を阻む。
これまで散々メフィストにいいようにやられてきたジョニーなら当然の考えだが、片手間ではこの侵略を阻止できない。
そう指摘するのは"デスライダー“を名乗るダニーだ。彼は"スピリット・オブ・コラプション“の力の制御になんとか成功し、"復讐の精霊“としての使命を果さんとする。
街を、人を脅威に晒す存在をゴーストライダーは許さない。
そう断言するダニーにジョニーは食ってかかる。メフィストの始末を付けなければ気が済まない。そんなジョニーにダニーは助言する。
「メフィストを地獄に返せばいい」と。
【ブラックハートの目的】
ブラックハートが地上に現れた理由。それは父メフィストを地獄に連れ戻すことだった。メフィストが離れてからの地獄はジョニーやリリスの戦い、更にはベラスコの思惑に振り回されて大変な状況。ならばかつての強大な指導者を連れ戻して、再び王の座に着かせる。そのためにダニーに協力を求めたのだ。
昔はメフィストを自らの手で倒し、一時は地獄を支配した男。父への憎悪を滾らせるブラックハートが真に地獄の為になることを為そうとする。ダメ息子の成長が感じられるようでメフィストも嬉しそうだし、筆者も嬉しい。
シンビオートに取り憑かれた悪魔たちをジョニー、ダニー、ケアテイカーらかつての宿敵を利用して沈静化、粛清する。
【ジョニーの選択】
メフィストを解き放ち、地獄に返す。そして自分は街を守る。
それは同時に自分は地獄の王ではなくなり、メフィストを野放しにしてしまうことを意味する。それだけはできない、だがダニーの言い分は正しいと悩むジョニー。
悩みに悩んだ末に、ジョニーはメフィストを開放することを宣言。
やはり自分はヒトであり、"復讐の精霊“ゴーストライダーなのだ。自分が走るべき道は地獄には繋がらない。メフィストへの復讐の機会がなくなったわけでもない。
メフィストはジョニーの決断を称賛する。メフィストにとって強い精神力、心を持つヒトの魂は最上の宝なのだ。
ジョニー・ブレイズとメフィスト。2人の戦いはまだまだ終わらないだろう。