[アメコミ]LAGIAの趣味部屋[アメトイ]

アメコミ、アメトイに関して語るブログです。MARVELのダークヒーローやクライムファイター中心。

アメコミ:AMAZING SPIDER-MAN(2015)#6

ミスター・ネガティブ登場!

復讐に燃え、上海を暗黒に染め上げようと企む男をスパイダーマンは止められるか!?

 

 

前回はこちらから↓

 

lagia.hatenablog.com

[あらすじ]

3週間前、太平洋を回航する一隻の船ストロングホールド1号の姿があった。その船は刑務所に収容された悪党を連行するために運用されていた。ただし、悪党は悪党でも超が付く程の危険人物なのが問題。鎖に繋がれ、厳重な警備に囲まれた悪党は己が何故ここにいるのか理解できず、力なく項垂れながら解放するよう要求しているが警備員は耳を貸さない。

囚われた男の名はマーテイン・リー。またの名をミスター・ネガティブ。光と闇を操る能力を持つ恐ろしき二重人格者。そんな男を牢から解放するべく、彼の配下たちがストロングホールド1号に襲撃をかける。

自分たちのリーダーを取り戻すべく姿を現したのは、クロークとダガー、そしてインナーデーモンズ。ヒーローとして活動していたクロークとダガーはミスター・ネガティブに洗脳されてヴィランと化していたのだった…。

[Dark Kingdom ]

テロ組織ゾディアックとの決戦を制し、束の間の安息を得たスパイダーマンことピーター・パーカー。まだまだ自社の発展とフラグシップたるウェブ・ウェアの改良と忙しい毎日を過ごしてはいるが、ヴィランとの戦いが無いだけでだいぶ気は楽というもの。マシンの整備に汗を流しながら、リーエンの差し入れに舌鼓をうつピーター。これまで眉間にしわを寄せながら戦ってばかりだったのだから、これくらいの贅沢を取ってもいいだろう。

しかし、ヒーローが安寧を享受する間にもヴィランは暗躍を重ねるもの。そしてスパイダーマンの敵はゾディアックやグリーンゴブリンだけではなく、こうしている間にも悪党はスパイダーマンを倒すための準備をすすめているのだ。冒頭から登場したミスター・ネガティブもその1人。チャイナタウンを牛耳るギャンググループ「デーモン」のリーダーとしてスパイダーマンをはじめ多くのクライムファイターと何度も死闘を繰り返してきたミスター・ネガティブだったが、戦いに敗れて刑務所に送られた。非道な人体実験の末に身につけた有機物・無機物を問わず万物に宿る「闇」エネルギーを操る男の存在は、まさに脅威と言える。

そんな男に忠誠を誓うインナーデーモンズと彼に洗脳されて忠実な私兵と化していたクローク&ダガーの手で、マーティンは解放されてしまった。突然現れた悪党たちに怯え、事態を呑み込めず狼狽えるマーティンも瞬時にミスター・ネガティブに人格を乗っ取られてしまう。再び外界に解放された男は、己の復讐を果たすために行動を起こす。

マーティン・リーとミスター・ネガティブはお互いの存在を認識していても記憶を共有していない別人格。善の人格たるマーティンからすればやられ役に過ぎないインナーデーモンズも恐ろしい存在だ。邪魔な表人格を押しのけて姿を現したミスター・ネガティブは配下たちを連れて一路上海を目指す。太極図が描かれた危険な「贈り物」を手土産にして…。

 

パーカー・インダストリーズはピーターの主導の元、上海にて地球環境の改善に取り組む事業に取り掛かっていた。だが、そこでも相も変わらず悪党たちがパーカー・インダストリーズの技術を奪おうと目を光らせている。ゾディアックの構成員だけでなくインナーデーモンズまで現れたという情報を耳にしたピーターにも緊張が走るが、今のピーターにできるのはミスター・ネガティブへの対抗手段を講じることぐらい。焦っても仕様がない。パーカー・インダストリーズが所有する工場で発生した爆破騒ぎを解決して犯人を捕らえたピーターは、犯人の首元に太極図が描かれたデバイスが取り付けられていることを見逃さない。

平穏から一転、ピーターの周囲は再び剣吞な空気に包まれることになった。

パーカー・インダストリーズの技術者に「デーモン」が開発した薬物シェイドの解析と反作用薬の開発を依頼したピーター。シェイドこそが先述したミスター・ネガティブが上海に持ち込んだ贈り物だ。これを服用した者の精神はミスター・ネガティブの意のままに操られてしまう。シェイドに描かれた太極図は「万物の陰と陽のバランス」を現してたものだが、ミスター・ネガティブの能力を鑑みればピッタリなシンボルだと言える。

奴の脅威がすぐそこまで迫っている。鼻歌交じりながらも確かな危機感を抱くピーターだったが、そこにかつての戦友たちの襲撃を受ける。ピーターはクローク&ダガーがミスター・ネガティブに操られていることを知らない。

いつもの軽いノリでいなそうとするピーターにスパイダー・センスが警鐘を鳴らすが…。