[アメコミ]LAGIAの趣味部屋[アメトイ]

アメコミ、アメトイに関して語るブログです。MARVELのダークヒーローやクライムファイター中心。

アメコミ:SUPERIOR SPIDER-MAN TEAM-UP#1

我が道を往く男スーペリア・スパイダーマン、まさかのチーム・アップ!?

 

 

【あらすじ】

スパイダースレイヤーを倒した報酬としてジェイムソン市長からラフトを譲り受けた()スーペリア・スパイダーマンことオットー・オクタビアス。彼はラフトを自身の活動拠点とし、多くの私兵を集め、ハイテク兵器を開発して街に蔓延る犯罪を撲滅せんと動き出した。そして、彼の行動はヒーローたちにも少なくない影響を与えていたその時、何とスーペリア・スパイダーマンヴィランだけでなくヒーローにも襲い掛かってきたのだ。とうとう狂ったのかオットー・オクタビアス!?

まさかの展開に固まるクローク。
男女平等パンチはヒーローの特権だ?
【マグニフィセント】

突然の展開に読者の方もぶん殴られたかのような衝撃が走るシリーズ、それがこの「スーペリア・スパイダーマン:チーム・アップ」だ。本作は本家本元であるアメイジングスパイダーマンことピーター・パーカーが様々なヒーローたちと共闘するストーリーを描いてきた「アヴェンジング・スパイダーマン」誌と続編。その同シリーズの最終号にてスーペリア・スパイダーマンパニッシャーの戦いを経て、オットーは自分以外のヒーローたちの驚異を痛感したことで“ある計画”を実行に移そうとしていた。

そんな最中に始まったこの「チーム・アップ」誌でオットーは本来ならば共闘するべき

はずのヒーローたちに牙を向き、手当たり次第に殴りつける凶行に走る。ダガーの横面をぶん殴り、デアデビルを滅多打ちにし、バクスタービルディングにカチコミするetc.そのやりたい放題ぷりは世間の注目を集め、遂にかねてからスパイダーマンの変化を監視していたアベンジャーズも動かざるを得なくなってしまう。

そうしてお縄に着かれるスパイダーマンだが、彼は自分の行動を悪びれるどころか正しいことをしているのだ、とアベンジャーズを嘲笑う。オットー・オクタビアスは傲慢な一面を持つ男。力を振るうことに躊躇しない男はヒーローたちからの怒りを買うが、オットー自身はどこ吹く風。何故なら、本当の敵は別にいるからだ。

アイアンマンからの尋問を受けながらもオットーはセンサーを使ってヒーローたちをチェックする。
チェック項目は“感染”の有無。

オットーがヒーローたちを襲った理由、それはスパイダーマンにとって最も因縁深い悪党の1人であるジャッカルの手下キャリオンの動きを知ったからだった。キャリオンは自身の体をウイルスに変化させることで他人に入り込み、その体を乗っ取ってしまう恐ろしいヴィランだ。ウイルスの進行は早く、キャリオンがヒーローたちの体を乗っ取るのを阻止するためには時間が惜しい。故にオットーは強硬手段に打って出たのだ。

そんなオットーの努力も空しく、キャリオンは地球最強のヒーローの一角であるハイペリオンの体を乗っ取ることに成功してしまう。ハイペリオンの強大なパワーを振るい暴れるキャリオンにアベンジャーズは防戦一方となるが、スーペリア・スパイダーマンは違う。オットー・オクタビアスは戦う相手の能力や弱点、対処法は事前に準備する抜け目のない男だ。同時にヒーローたちの特性も全て記録してある。

アベンジャーズのメンバーに的確な指示を飛ばし、キャリオンの無効化に成功。トドメを刺すことをキャプテンアメリカ咎められるが、皆の命が掛かっていると言い了解を得る。結果的にハイペリオンは助かり、ハイペリオンに感染していたウイルスも全て除去できた。今回の事件が解決できたのは偏にスーペリア・スパイダーマンのおかげだ。それは紛れもない事実だが、結果的にアベンジャーズはスーペリア・スパイダーマンが裏で企む計画を見逃してしまうことになってしまう…。

アベンジャーズX-MENも不適格。
街の監視者である自分に相応しいチームは、自分で作る。