[アメコミ]LAGIAの趣味部屋[アメトイ]

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アメコミ:PUNISHER(2022)#1

パニッシャー、新生。

装いを新たにした最強の私刑執行人が悪を切る!

 

【あらすじ】

ギリシャ、かつてオリンポスの神々が治めた闘争と栄光の地。この地の人の目のつかない山の奥地では、“アポストル・オブ・ウォー“と名乗る者たちによる武器の密輸が行われていた。彼らが開発した強力な武器はヴィラン組織に、紛争に喘ぐ弱者たち、あらゆる戦争地域に与えられ、戦いを激化させるものだった。

作業も順調に進んでいる中、1人の侵入者が。侵入者の名は私刑執行人、パニッシャー。たった1人で犯罪そのものと戦争を起こした男を迎え撃つアポストル・オブ・ウォーだが、瞬く間に全滅してしまう。

銃ではなく刀を振り、部下たちに号令を出すパニッシャー。全ての“悪”を根絶やしにすべく、男は巨悪と手を組んだのだった…。

「ここにある武器は全て燃やせ」
王の号令の下に、ザ・ハンドのニンジャたちが姿を現す。ワッザ!?ニンジャナンデ!?
【King of killers】

これまで幾つものマフィアやギャングを血祭りに上げ、多くのヴィランたちを始末してきたパニッシャー。彼が往く復讐の道はいつでも悪党と、妻子の血に濡れていた。その道は決して真っ直ぐの一本道ではない。時に挫けそうになり、道を引き返してしまう時もある。妻子の復活という甘い誘惑を受け、横道に逸れてしまう時もある。フランク・キャッスルはその度に、己の意思を奮い立たせて軌道修正して突き進んできた。

そんな彼が悪のニンジャ軍団ザ・ハンドと手を組んだ。パニッシャーヴィランの味方になるのは何もこれが初めてではない。かつてパニッシャーはテロ組織であるヒドラに与したこともあったからだ。だが、今回はあの時とは事情が異なる。

パニッシャーはザ・ハンドの頭目として迎えられた。ザ・ハンドはパニッシャーを類稀なる殺人技巧者として目をつけていた。フランクこそが自分たちが信奉する神の教えの下に世を正す者、そして彼のような強い男こそが指導者に相応しいと考えていたのだ。かくしてフランクはニンジャたちを従えて、日夜、悪と戦い続けていた。毒を以て毒を制す、とは言うがこれが中々、ニンジャたちはパニッシャーの忠実な部下として働いていた。アポストル・オブ・ウォーをはじめ、ヒドラなどの悪人共を始末し、捕らえ、処刑する。その光景は今までと何も変わらない凄惨な光景だ。

一仕事を終え、寝室に向かうパニッシャー
道中には“かつての”パニッシャーを象徴する銃とスカルマークが安置されていた。
そして寝室にはフランクが最も愛した者の姿が。

パニッシャーヴィランと手を組む時というのは、決まって裏があるものだ。

ザ・ハンドも何も最初からパニッシャーを迎え入れようとはしなかったし、フランクも与しようとはしなかった。彼らはこれまでに何度も戦い、血を流してきた。ザ・ハンドの祭司も、パニッシャーを脅威とみなして排除に乗り出した。だが、それと同時にパニッシャーの“本質”を見定めようともしていた。

ニューヨークの隠れ家に襲撃してきたニンジャたちを迎え撃つパニッシャー
ボロボロになりながらも不屈の闘志と殺意で圧倒する。その有様は祭司がザ・ハンドの指導者に求める“力”そのものだった。

ザ・ハンドはパニッシャーを恐れ、同時に称賛を以て迎え入れようとする。パニッシャーもザ・ハンドの要求を蹴るが、そこは次善の策が用意されている。ザ・ハンドと言えばニンジャ、そしてオカルトな妖術を用いた“蘇生”。そう、ザ・ハンドはフランクの妻マリアを蘇生させた。自分たちと手を組めば、マリアとの穏やかな日常を取り戻せると囁く祭司の言葉に揺れ動くフランクは…。

 

かつてフランクはヴィランの手で蘇った妻子を自らの手で殺した。それはパニッシャーとしてのアイデンティティを守るためだった。しかし、今回はパニッシャーとしての矜持はそのままに、自分たちに与するよう迫られた。ならば、断わる理由はない。少なくともフランク・キャッスルにはなかったのだろう。

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同時に、これまで歩んできた道は大きく軌道を修正することになった。得物は銃から刀に変わり、シンボルのスカルマークも変わった。装いは変わり、されどその胸中に宿る悪党への変わらない殺意。蘇った妻との安息の日々という甘美な贈り物を受けたパニッシャー。しかし、その道に立ちはだかる障壁は余りにも大きなものだった…。

マリアとの幸せな日々を漸く取り戻したフランク。
穏やかな笑みを浮かべる2人だが、マリアの体には“あの時”の傷が残されていた。