[アメコミ]LAGIAの趣味部屋[アメトイ]

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アメコミ:GUARDIANS OF THE GALAXY(2019)#11

ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーvsユニバーサル・チャーチ・オブ・トゥルース!

宇宙の未来をかけたラストバトルの開幕だ!

 

前回はこちらから↓

 

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【あらすじ】

敵に囚われ、教義に従うよう強要されていたスター・ロードを救ったロケットたちガーディアンズ・オブ・ギャラクシー。敵船の内部に強襲を仕掛けたガーディアンズは群がるデストロイヤー・ホールドを蹴散らし、囚われの身となっていた超人たちを開放すべく走る。ユニバーサル・チャーチ・オブ・トゥルースの目論見を挫くには、生命エネルギーの供給源となっていたベータ・レイ・ビルたちを解き放つのが先決だ。パトリアークをメイガスに任せ、走るスター・ロードとロケットたちだが…。

久しぶりの再会にも関わらず、悪態をつくロケット。
相棒の変わらない姿にスター・ロードも毒づくしかない。このやり取りこそガーディアンズだ。
【平和のためにクロス・オブ・ヒート】

前号にて、パトリアークが創り出した“救世主”デストロイヤー・ホールドに襲われていたスター・ロードを救出することに成功したガーディアンズ。勢いに乗ったガーディアンズは船内で大暴れを始める。特にロケットは久しぶりの戦いということもあってか、上機嫌にパワードスーツに備えられた重火器をぶっ放す姿が印象的。流石のトリガーハッピーぷりだが、その銃口が家族であるドラックスに向けるとなるとロケットも躊躇してしまう。死んだ筈の男が蘇り、しかも大量に現れて自分たちに敵対してくるのだから戸惑うのも無理はない。

しかし蘇ったドラックスはロケットたちが知るドラックスではない。彼らは遠い未来、“死”に満ちた世界で死んでいった者たちの怨念がドラックスの姿を借りた存在なのだ。こんなモノが救世主とはお笑い草だが、結果的にガーディアンズの怒りの炎に油を注いだことになった。“父”の復活の真相をテレパスで読み取ったムーンドラゴンは、父の紛い物を始末すべく攻勢を強めていく。

父の姿を借りたモノの頭の中は“破壊”しかない。
こんな奴らはドラックスじゃない。

救世主たちを次々に打倒されていく様に計画の強硬を急がせるパトリアーク。しかし、そこにメイガスが現れる。かつての教団の指導者であり、同時に宇宙でも有数の強大な力を持つメイガスにあくまでも強気な姿勢を崩さないパトリアーク。だが、力の差は歴然としていた。パトリアークだけの力では怒りに満ちた少年を止めることはできない。

超人たちの救出をスター・ロードたちに任せて、1人でパトリアークに相対したメイガスだが彼にそうさせたのは教団の不始末を正さんとする元リーダーの使命感故だったのかもしれない。眼前の男の首をサイコキネシスでへし折りにかかるメイガス。これで終わりだ、そう確信したメイガスに背後からの襲撃を防ぐことはできなかった。吹き飛ばされたメイガスが見た光景は、メイガス自身も信じられないものだった。

“信仰”の元に集まった超人たち。
彼ら全員をメイガスだけで相手にするのは不可能だった…。

 

ガモーラやベータ・レイ・ビル、フィラ・ベルたちガーディアンズのメンバーにダークホークやクエーサーといったヒーローたち、さらにはテラックスにファイヤロードたちギャラクタスのヘラルドまで洗脳し、味方に付けたパトリアーク。加えて彼らを救おうと走ったスター・ロードとグルートは既に打ちのめされてしまっていたのだ。

状況はまさに一転攻勢。いくらメイガスが強くても、この戦力差は覆せない。一方的に嬲られるメイガスを救おうと駆け付けたロケットとムーンドラゴンだが、多勢に無勢なのは変わらなかった。そして一瞬の油断を突いたビルのストームブレイカーが、ロケットのパワードスーツの心臓部を貫き…。

 

宇宙の未来を、そして家族を助けようと奮闘したガーディアンズ・オブ・ギャラクシー。どこまでも戦い抜くと決意した彼らだったが、敵は彼らが思っていた以上の力を得ていたのだった。ガーディアンズは負けたのだ。もはやユニバーサル・チャーチ・オブ・トゥルースを止める者は誰もいない。地球に向けて急行するパトリアークに向けて地球にはまだアベンジャーズX-MENたちがいるぞ、と負け惜しみを言うスター・ロードだったがパトリアークの意思に変わりはない。守護者を打ち倒し、宇宙全体を手中に収めた今、地球に住む超人たちを恐れる理由など何処にもない。後は自分たちが望む未来を作り出すだけ、そう宣言するパトリアークをスター・ロードには止めることはできなかった。

しかし、パトリアークは見過ごしていた。ガーディアンズは一度敗北したからといって直ぐに諦めるようなチームではない。そしてそのメンバーの一人は、とても意地っ張りな男なのだ。

破壊されたパワードスーツからグルートの手を借りて脱出したロケット。
銃を満足に手に取れない満身創痍な身ながらも戦うことは止めない。
必ず家族を救うと、決めたのだから。