[アメコミ]LAGIAの趣味部屋[アメトイ]

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アメコミ:GUARDIANS OF THE GALAXY(2019)#10

戦士の覚悟!

家族を救い、クソッタレな奴らのケツを蹴り上げるまで歩みを止めるわけにはいかない。

 

前回はこちらから↓

 

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【あらすじ】

勢力を拡大していくユニバーサル・チャーチ・オブ・トゥルースに対抗すべく、ロケットはメイガスの協力を得ようと仲間たちと共に彼の元へ向かう。そこには、幼い少年の姿のメイガスと彼を慕う宇宙生物たちがいた。彼らから手痛い歓迎を受けたガーディアンズ・オブ・ギャラクシーだったが、宇宙に迫る共通の脅威に立ち向かうべく交渉を始めるが…。

アダム・ウォーロックの半身であり、邪悪の権化“だった”メイガス。
協力を求めるロケットたちにお茶を出して、話し合いの場を作るのは自分の力に対する絶対的な自信からか、それとも。
【戦いの向こうにフューチャー】

仲間たちの提案を跳ね除け、スター・ロードたちの救出を急ぐロケットはユニバーサル・チャーチ・オブ・トゥルースとの戦力差を埋めるべくメイガスの元へ向かった。メイガスは、あのアダム・ウォーロックの半身であり、彼の悪の心を具現化した恐ろしい超人。未来の世界で“ユニバーサル・チャーチ・オブ・トゥルース”を率いて悪政を行い、そしてアダムやアベンジャーズ、そしてガーディアンズ・オブ・ギャラクシーとも戦ってきた男に協力を求めるのは、とてもじゃないが正気の沙汰ではないだろう。しかし、現在のメイガスは以前のメイガスとは似て異なる存在だった。

「インフィニティ・ウォーズ」での戦いの結果から、アダムから分離してしまったメイガス。彼はどういうことか幼い姿で復活を果たした。自分が何者なのかも分からない無垢な状態の彼を保護したのは、家族の元を去ったガモーラ。彼女はメイガスを保護すると、自然が豊かで善良な人々が住まう星に預けていった。人々を正しく導く存在となって欲しかったのかもしれないが、その星の住人はあろうことかメイガスに向けて刃を向けてしまう。彼らは幼いメイガスの力を危険視し、同時にその力を得ようと画策したのだ。

話し合いで彼らを諌めようと試みたメイガスだったが、彼らの殺意を止めることは叶わなかった。相手の思考を読むことができるメイガスは住人たちのどす黒い感情に触れたことで、ショックを受けてしまう。自衛のために人々を皆殺しにしたメイガスの表情は空虚だ。彼には人々から迫害を受けてきたモンスターたちしか味方はいなかった。

そんな経緯があったためか、メイガスはロケットの提案を2つ返事で了承する。表には出していないがメイガスがロケットの提案を了解したのは「今の生活は気に入っているから、その生活を脅かされるわけにはいかない」というところが理由だろう。それにユニバーサル・チャーチ・オブ・トゥルースは元々はメイガスが率いていた組織。組織の不始末を正すのは元リーダーの役目だとも思っていたのかもしれない。

メイガスのテレパスはムーンドラゴンのそれを遥かに超える。
頼もし過ぎる。「ボクとっても退屈だからさぁ、早く行こうよ」

メイガスを味方に引き入れることに成功したことに安堵するロケット。後はスター・ロードたちを救出し、パトリアークをぶちのめすだけだ。しかし、当のロケットはパワードスーツなしでは満足に動くことすらできない状態だ。瘦せこけ、ローブを羽織って茶を飲む姿は完全に死ぬ寸前の病人のそれ。杖を突いて歩くこともできないロケットを心配してか戦列から外そうとするグルートだが、ロケットは耳を貸さない。

今更後には引けない、やると決めたからには意地でもやり通すのがロケットのやり方なのだ。相棒を止めることができないグルートにムーンドラゴンも気遣うことしかできない。

ガンダm、パワードスーツには自動制御で銃火器を展開するギミックが備わっている。
カラーリングはファーストだけど、武器は重腕あるいは豹だったか。

己の信念のもとに戦うことを止めないロケット。しかし、譲れない信念のもとに戦っているのは敵方であるユニバーサル・チャーチ・オブ・トゥルースも同様だ。彼らは自分たちが辿る“死”を回避するべく、生命エネルギーを求めた。そしてその手段の尖兵、もとい救世主として、死んだ筈のドラックス・ザ・デストロイヤーを復活させた。家族の復活に喜びを隠せないスター・ロードだったが、目の前の男は彼が知る男ではなかった。復活したドラックスは自らを“デストロイヤー”と名乗り、スター・ロードに襲い掛かったのだ。ドラックスはパトリアークが求めた救世主なのだ。

仲間の、家族の裏切りに愕然とするスター・ロード。
無数の繭から同様に誕生したデストロイヤーたちに袋叩きを受けるスター・ロードを見下ろす2人の目は冷たい。

ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーとユニバーサル・チャーチ・オブ・トゥルース。2つ勢力は手段は違えども、宇宙の未来のために戦い続けた。自分たちが正しいと信じる信念のもとに戦うことで明日が訪れるのだから。その未来は“死”が蔓延する悍ましいものか、それとも“死”に抗おうとする活力に満ちたものか。

未来の行く末を決める、戦いのゴングが鳴ろうとしていた。

窮地に立ったスター・ロードを救ったのは、宇宙船内に突入したロケットたち。
「ボク達に降伏はない。ひれ伏し、許しを請うのはお前たちだ」
さあ、戦いだ!