[アメコミ]LAGIAの趣味部屋[アメトイ]

アメコミ、アメトイに関して語るブログです。MARVELのダークヒーローやクライムファイター中心。

アメコミ:GUARDIANS OF THE GALAXY(2020)#1

ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーの新たな戦いの火蓋が切って落とされる!

今度の相手は悪落ちしたオリンポスの神々だ!?

 

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【あらすじ】

漆黒の闇と幾つもの星々が彩る広大な宇宙空間。そんな宇宙の中で巨大な勢力を持つクリー帝国のコロニーの1つが襲撃を受けた。のどかな生活を送っていた人々の命は一瞬の内に奪われ、緑も空も全て灼熱の炎に染まっていく。

クリー帝国を襲ったのはオリンポスの神々、その最高神であるゼウスその人。だが、その様子はどこかおかしい。青白き雷を身に纏う彼は「安全な場所などどこにもない」とうわ言のように呟くばかり。

この脅威の出現にガーディアンズ・オブ・ギャラクシーは…。

クリー帝国、全滅だ!全て灰に帰るがいい。残った資源は「ニュー・オリンポス」の肥やしとなるのだから。父親の豹変ぷりを息子たちが見たら泣くぞ。

【Then it's us】

冒頭から超が付く程の大物が登場した今回のガーディアンズ・オブ・ギャラクシー誌。今回のガーディアンズ・オブ・ギャラクシー誌はバラバラになった家族の再会と和解、そしてサノスの復活を企てるヘラとの戦いと壮大なエピソードの続編。ライターはドニー・ケイツからアル・ユーイングにバトンタッチし、新たな脅威にガーディアンズが立ち向かうのだ。

だが、当のガーディアンズはロケットの回帰祝いと称してバーベキューパーティーの真っ最中だった。瀕死の身でありながらも家族を救うために戦った戦士を労うのは当然と言えば当然。言い出しっぺのスター・ロードに憎まれ口を叩くロケットだが、その顔は楽しそうだった。

マーベル・ユニバースの宇宙にもバーベキューの概念があるのかと驚きそうになるが、コミックでのガーディアンズのメンバーの大半は地球出身なのだから知っていてもおかしくはない。スーツ姿も様になってるぜ、ロケット。

そんなあり触れた幸せな時を過ごすガーディアンズだが、そこに件のゼウスの変貌を告げるためにノヴァことリチャード・ライダーが現れる。都市型の宇宙船ニュー・オリンポスの建国を進めるゼウスは自分たち以外の星を次々に襲って資源を奪っている。この事実を聞かされたガーディアンズはすぐさまに出撃を取る、と思いきや何とガモーラとグルート、そしてドラックスの3人はこれを拒否してしまう。自分たちが今こうして一緒にいられるのはロケットのお陰であり、宇宙の危機を解決するよりも彼を安静にさせてやりたい気持ちの方が強かったのだ。

ガモーラに好意を寄せるリチャードは断られたことにショックを覚えるが、まあこれは間が悪かったと言うしかない。せめて肉食ってから考えるて発想になれればねぇ。

だが、スター・ロードはガモーラたちの思いを汲みながらもリチャードの助太刀に行くことを決意する。この非常事態に悠長にしてはいられない。「スター・ロード」の幻影が自分に何をさせようとしているのか、その答えを知るために。ムーンドラゴンとフィラ・ベルの2人は既にノヴァの元へ向かった。あとはスター・ロードだけだ。しかし、スター・ロードが1人で往こうとしているのを察していたロケットが、自分も同行すると言い出す。リーダーが往くならサポート役が必要、お前1人じゃ危なかっかしい、と笑顔で語る相棒に苦笑しながらも2人は共に宇宙へ飛び出す。

家族には内緒で飛び出した2人はノヴァが合流ポイントに指定した宇宙船へと向かう。2人を出迎えるのはリチャードとムーンドラゴンたち、そしてマーベルボーイの4人。て、この人数だけ?シルバーサーファーやベータ・レイ・ビルは連れて来れなかったのか…。

勿論こうなってしまったのはリチャードの人望の無さが原因、ではなく同時期に起きたネガティブ・ゾーンの支配者アニヒラスとの戦いで疲弊していたために連れて来ることができなかったのだ。リチャードも一緒に参加していただろうにタフな男である(やせ我慢をしているようにも見えるが)。

 

かくして「ニュー・オリンポス」の建国を企むゼウスたちオリンポスの神々とノヴァたちの戦いの幕が上がった。ノヴァたちには常人を遥かに超える戦闘能力があるが、相手は本物の神々。ゼウスと共に死地から蘇ったアポロやヘラたちは主神の願いを叶えるべく、ヒーローたちを強大な「力」を以て圧倒しにかかる。しかし、これはマーベルボーイの作戦の内だ。自尊心が強いゼウスは部下を引き連れて姿を現す筈、オリンポスの神々の中でも特に強大な力を持つ彼を少ない戦力で釘付けにすることで、手薄になった宇宙船を制圧する。理屈は単純明快だが、そうはさせまいと神々の攻勢は更に強まっていく。

ゼウスを抑えるノヴァにフィラ・ベル、単身で潜入するスター・ロード、神々の反撃を受けて窮地に立たされるマーベルボーイたち。やはり戦力の頭数が足りていないのだ。このピンチを打開する手段は残っていないのか…。

敵の攻撃を掻い潜ったマーベルボーイとムーンドラゴンは、拘束されていた1人の男を発見する。大英雄ハーキュリーズ。彼は父親の暴挙を止めるために、マーベルボーイたちの加勢をすると言ってくれた。勝ったな、風呂入ってくる(フラグが立つ音)。