[アメコミ]LAGIAの趣味部屋[アメトイ]

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アメコミ:SUPERIOR SPIDER-MAN:TEAM UP#5

“最も優れた”6人のヒーローチーム、登場!?

 

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【あらすじ】

未来のスパイダーマンの出現にタイベリウス・ストーンの暗躍、ホライゾン・ラボの消失。度重なる事件にあいながらも挫けず、立ち向かったオットーは遂に自身の偉業の集大成となるパーカー・インダストリーを設立。

それから暫く経ったある日、件のタイベリウスの会社であるアルケマックスにレッキングクルーが襲来。施設を破壊して回るヴィランたちに立ち向かう女ヒーローサンガールだが、数の差から苦戦を強いられる。そこにスーペリア・スパイダーマンと、彼が率いるヒーローチームが現れた…。

彼らの名はスーペリア・シックス。
そのメンバーはかつてのヴィラン連合、シニスター・シックスのメンバーだった!
【SUPERIOR SIX】

街に蔓延る悪人たちに始まり、宇宙からの侵略者に未来人。あらゆる脅威に時に立ち向かってきたスーペリア・スパイダーマンことオットー・オクタビアス。時には他のヒーローと共闘することもあった彼だったが、遂に自らをリーダーとしたチームを引き連れて、悪党たちの前に立ちはだかった。

しかし、そのチームのメンバーはあろうことかスパイダーマンと戦いを繰り広げてきたヴィランたちだったのだ。サンドマンやエレクトロ、ヴァルチャー、カメレオン、そしてミステリオ。彼らはスーペリア・スパイダーマンとの戦いに敗れた後、スパイダーマンの地下アジトに囚われの身となったいたが、そんな彼らが怨敵であるスパイダーマンに大人しく従っているというのは不可解かつ不気味なものだ。

勿論そう思っているのはスーペリア・シックスと対峙したレッキングクルーの4人に、アルケマックスを守ろうとするサンガールも同様だった。そんな彼らの思惑など知ったことかとチームメイトに向けて攻撃命令を下すスパイダーマン。“最も優秀”な自分たちの前ではレッキングクルーなど大した敵ではないのだろう。

空からはヴァルチャーが襲い、周囲をサンドマンとミステリオで囲って動きを封じ、カメレオンとエレクトロで各個撃破していく。
実に合理的な作戦だが…。

しかし、レッキングクルーは何かとなめられがちだが、こう見えて中々侮れないチームだ。メンバーの4人共に並みの超人を上回る耐久力とタフネスを持つために、スパイダーマンたちが幾ら攻撃を加えても決め手になり得なかったのだ。想定外の事態に、焦りを見せるオットーのメンバーへの指示が粗雑になってしまう。加えて、レッキングクルーがアルケマックスを襲った目的は、アルケマックスに保管されていたある装置を奪うこと。スパイダーマンたちを相手にする必要はどこにもないのだから、装置を奪ってしまえばもう用はない。

ミゲル・オハラの手から装置を奪ったサンダーボールを止めようとサンガールが一撃を見舞うが、彼女の攻撃の余波かスパイダーマンを除くスーペリア・シックスの面々の動きが止まってしまう。この混乱に乗じたレッキングクルーは装置を手に入れ、まんまと逃亡に成功したのだった。

レッカーの放った一撃に吹き飛ばされるスーペリア・シックス。
ミステリオやサンドマンたちの様子がどこかおかしい…?

レッキングクルーには逃げられ、サンガールの攻撃のためにチームの統率力は落ちたことでオットーの心中は荒れていた。取るに足らないと考えていた者たちに足元を掬われるのはプライドの高いオットーには、とても許容できることではなかっただろう。

装備を収め、思考に暮れるオットーだったが彼の耳に聞こえるのはスーペリア・シックスのメンバーたちの怒号だ。カプセルに閉じ込められた彼らは口々にスパイダーマンに向けて罵詈雑言を浴びせる。「ここから出せ!」「殺してやる!」「家に帰してくれ…」そんなメンバーたちを見るスパイダーマンの目は冷ややかだ。やれるものならやってみろ、そう言いたげなスパイダーマンに対して異様な雰囲気を感じるサンドマンたちだが、彼らはスーペリア・スパイダーマンの正体を知らない。そしてここまで反発しているのに、何故戦闘になるとスパイダーマンの言うことを聞くのかというと、答えは簡単でオットーは彼らにマインドコントロールを施したからだ。

オットーにとって「自分に相応しいチーム」は「自分の手足のように動く、絶対服従の存在」なのだ。そのためならば、洗脳も辞さないのがオットー・オクタビアスが“ドクター・オクトパス”と呼ばれた所以。

自らの覇道のために邁進していくスーペリア・スパイダーマン。しかし、彼の行く道にはチームメイトだけでなく、洗脳を一時的に解除してしまったサンガール、そしてレッキングクルーを操る存在と多くの障害が立ちふさがるのだ。

スパイダーマンの変わりように唖然としながらも殺意を滾らせるヴィランたち。
そしてレッキングクルーを配下にライトマスターが、世界征服のために動き出していた。