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アメコミ:SUPERIOR SPIDER-MAN TEAM‐UP(2013)#6

スーペリア・シックスVSマスターズ・オブ・イーヴィル!

エゴを剝き出しにした戦いに光が刺す時、何かが起こる!?

 

前回はこちらから↓

 

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【あらすじ】

スパイダーマンがかつての宿敵たちを率い、悪党たちを討伐する。

この情報は瞬く間にヒーローやヴィラン、市民たちに広まった。初陣では苦い敗北を喫しはしたが新チーム“スーペリア・シックス”は目覚ましい活躍を見せていった。

しかし、その活躍の裏でスーペリア・シックスのメンバーたちはスパイダーマンに対して憤りと怒りの感情を日に日に増していった。この洗脳から解放された時こそ復讐をしてやる、と。そして彼らの不和に合わせてか、ニューヨークにマスターズ・オブ・イーヴィルが現れて…。

スーペリア・シックスの情報はテレビを介し、瞬く間に広まった。
ヒドラが誇る戦闘ロボット、ドレッドノートをスクラップにする彼らの活躍に緊張が走る。

【スーペリア・シックスvsマスターズ・オブ・イーヴィル】

前号にて鮮烈なデビューを飾った新チーム“スーペリア・シックス“。スパイダーマンを中心とした6人のチームは、街に蔓延る悪党たちを駆逐すべく行動を起こした。初戦ではレッキングクルーを取り逃がす失態を演じはしたものの、その後は着実に戦果を上げてきた。ヒドラの幹部の一人であるバロン・ストラッカーが擁する戦闘ロボットも敵ではないのだ。

目覚ましい活躍を上げていくスーペリア・シックス。しかし、彼らを快く受け入れてくれる者たちは共に戦うヒーローにも、守るべき市民にもいなかった。それはスーペリア・シックスのメンバー、そしてスパイダーマンの変貌に問題があった。メンバーの全員がかつてドクターオクトパスが率いたヴィラン連合“シニスター・シックス”のメンバーだったこと、そして目的のためならば強引な手段を取ることも辞さないスパイダーマンのやり方に懐疑的な態度を取るのは当然だといえる。

しかし、当のスパイダーマンはそんな彼らの視線など知ったことか攻勢を強めていく。自分は“より優れた”スパイダーマン、スーペリア・スパイダーマンなのだ。取るに足らない凡愚どもの意見など聞くに値しない。

だが、スーペリア・スパイダーマンを受け入れないのはヒーローや市民だけではない。洗脳され、スーペリア・シックスのメンバーに仕立て上げられたサンドマンたちはスパイダーマンに対して強い憎悪の感情を向ける。

最初は変貌したスパイダーマンに驚きを隠せなかったサンドマンたちだが、自分たちを顎で使うスパイダーマンに殺意を抱くのも無理はない。勿論、スーペリア・スパイダーマンサンドマンたちに対する憐みなどこれっぽちも抱いていなかった。これではチームとは言えない。

さらにスーペリア・シックスの不和に付け入れるように、世界征服の野望を持つライトマスターなるヴィランレッキングクルーやワールウィンドたちを配下に加えて“マスターズ・オブ・イーヴィル”を結成し、街中で暴れ始めた。敵の数はスーペリア・シックスを上回る。この事態を収拾すべく駆け付けたサンガールと共闘することを選択したスーペリア・スパイダーマンだが…。

スーペリア・シックスに対抗すべく、結集したヴィランたち。
レッキングクルーに加え、ワールウィンドにアブソービングマン、タイタニアとメンバーはちょっと豪華か?

数的不利に曝されながらも奮闘するスーペリア・シックスとサンガール。だが、戦闘は膠着状態に。投入したスパイダーロボットもアブソービングマンたちに破壊されてしまい、スーペリア・スパイダーマンは打開策を見失い、体勢を立て直すべく撤退を試みる。

洗脳したメンバーの状態を確認しながら戦うのはやはり、オットーにも難しいのだろう。しかし、そこにライトマスターが現れる。彼の手にパーカーズ・インダストリーが保管していた量子エンジンがあった。ライトマスターがマスターズ・オブ・イーヴィルを結成した本当の目的は、彼らをスパイダーマンにぶつけてその隙に量子エンジンを奪って自身の能力を強化することだったのだ。

サンガールと共に撤退するスーペリア・スパイダーマンの前に現れたライトマスター。
しかし、敵の素性を知っているオットーは敵の仲間割れを起こそうとする。

「貴様ら全員あいつに金で雇われたのだろうがな、この戦いの戦果に見合った報酬なぞあいつには出せんぞ!あいつの懐には何もありはしないのだからな!」

ライトマスターことエドワード・ランスキーは元は学校の教師を務めていた男だったが、とある事件を機に悪の道に走り素粒子を操るヴィランとなった。以降は資金不足に悩みながらもあの手この手でスパイダーマンと戦ってきたライトマスターだが、その素性をスーペリア・スパイダーマンに知られていたのが運の尽き。スーペリア・スパイダーマンの放った言葉に少なからず動揺を見せたマスターズ・オブ・イーヴィルの統率はガタガタになり、奪った量子エンジンもサンガールに奪われてしまったのだ。サンガールの正体はライトマスターの娘であることは、また別の話。

親子の戦いの余波の影響か動きを止めてしまったスーペリア・シックス。これを見て勝負を急いだスーペリア・スパイダーマンは量子エンジンを破壊、発生した衝撃波で全て吹き飛ばすことを画策する。かくして、計画は実行された。

大爆発を起こし、眩い光に包まれたニューヨークに残るのは粒子の残滓と“砂”の山だけ。これで終わった、そう思われたが…。

砂の正体はサンドマンだった。
粒子の衝突は、彼らの洗脳を解除してしまったのだ!かつてのチームメイトがオットーに襲い掛かる!