打倒、スパイダーマン!
というわけで今回は3月22日に実装されたマーベルフューチャーファイトのアップデートテーマである「シニスター・シンジケート」と、アップデートで追加された3種のユニフォームの元ネタについて解説する。
まずはシニスター・シンジケートについてだ。シニスター・シンジケートとは直訳すると邪悪な犯罪組織、つまり多数のヴィランたちが同じ目的のためにチーム・アップして誕生した組織だ。80年代に結成された初代シニスター・シンジケートのメンバーはビートルやライノ、ブーメラン、ハイドロマン、スピードデーモンといった後にヒーローに転向したり、ヴィランを引退した者たちが中心。そしてドクター・オクトパスが主体となって結成したヴィランチームであるシニスター・シックスと併合(という名の吸収)、以降スパイダーマンと敵対する様々なヴィランがシニスター・シンジケートに所属そして脱退を繰り返していくことになる。
【DOCTOR OCTOPUS:END OF THE EARTH】
次に今回追加されたユニフォームをざっくりと解説していく。まずはドクター・オクトパス。圧倒的な画面制圧力を誇るこの姿は「エンド・オブ・ジ・アース」に登場した姿だ。この身体全体を覆う珍妙なアーマーはオットーのテンタクル・ハーネスを大型化して攻撃力を高めたものだが、同時に病に侵されたオットーの延命装置も施したもの。満足に身体を動かすことができなくなったオットーは頭部とアーマーを繋ぎ、脳神経を介してアームを操作しているのだ。
死が近いボロボロの体を捨てて、新しい体を求めるオットーは地球そのものを人質に取り、世界とヒーローに宣戦布告をするのがエンド・オブ・ジ・アースの内容だ。この戦いが後々のスーペリア・スパイダーマンの展開へと繋がっていくのだがそれはまた別の話。
【GREEN GOBLIN:RED GOBLIN】
2人目はグリーンゴブリン。グリーンなのに真っ赤なこの姿は2015年から2018年まで刊行された「アメイジング・スパイダーマン」誌に登場した、カーネイジシンビオートを取り込んだグリーンゴブリン、通称レッドゴブリンだ。自身の隠れ蓑である巨大企業に隠れて密かにカーネイジシンビオートを手に入れたノーマン・オズボーンがシンビオートと合体、一度はカーネイジの狂暴性に振り回されそうになるものの意地からこれを抑え、自分の能力としたオズボーン。やがてニューヨークを拠点とするスパイダーマンをはじめとしたヒーローたちや、自分の意にそぐわない者たちを残らず抹殺するべく行動を起こす。
グリーンゴブリンとカーネイジが合体したヴィランが「アメイジング・スパイダーマン」シリーズのラスボスとして登場したのは、物語の大きな節目となったのは言うまでもない。強大な敵の前にスパイダーマンだけでなくエージェント・アンチヴェノムやスーペリア・オクトパス、ヴェノム、そしてジェイムソンといったヒーローや元ヴィランが立ち向かうのがこのストーリーのみそだ。
【KRAVN THE HUNTER:INTER DIMENTHONAL HUNTER】
最後はクレイヴン・ザ・ハンター…、なのだがこの姿、管理人は一切見たことがないので元ネタは不明だ(←)。クレイヴンといったら顎髭生やしてライオンのジャケット羽織ったあの姿しか知らないもので...。知っている人がいたら教えて欲しい。
ネマブ発のオリジナルユニフォームなのかもしれないが、クレイヴンの印象によく合っているカッコいいユニフォームだ。ゴッ○・オブ・○ォー感ある。
今回追加されたユニフォーム、実はどれもシニスター・シンジケートには関係のないユニフォームばかりだ。そもそもグリーンゴブリンやクレイヴンに至ってはシンジケートに参加すらしていない。ネマブがこういうところが適当なのは昔からなので、今更つっこみはしないが。今後あるであろう中間アップデートもシニスター・シンジケート関連ならば誰にユニフォームが追加されるのか楽しみだ。個人的にはスコーピオンやリザードに欲しい。