[アメコミ]LAGIAの趣味部屋[アメトイ]

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アメコミ:GUARDIANS OF THE GALAXY(2019)#5

暴かれた真実。

銀河系を震撼させる“爆弾”の在処は意外なところにあった...。

 

 

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【あらすじ】

ガモーラを庇い、倒れたスター・ロード。だが、彼は生きていた。こんなこともあろうかと仕込んでいた胸に潜ませていた金属板のお陰で傷を負わず、気を失っていただけだった。しぶとい奴だ、と皮肉を交えてスター・ロードの無事を喜ぶグルートたちだったが、肝心のガモーラはダークガーディアンズに攫われてしまった。急いで彼女を救いださなければ。逸るスター・ロードを諫めたベータ・レイ・ビルは、ロックジョーを呼び出して彼の協力を得て、ガモーラとダークガーディアンズの後を追うのだった…。

ロックジョーは仲間たちを望む場所へとワープする能力を持つ。
ガモーラを救うため、出撃だ!
【ファイナル・ガントレット

スター・ロードたちガーディアンズ・オブ・ギャラクシーが、ガモーラの後を追い始めたその頃、ガモーラはダークガーディアンズの手でエロスの本拠地へと連行されていた。ガモーラを待ち受けるのは自身を殺そうと企む叔父のエロスと、自らの手で引導を渡した養父サノスのホログラフ映像。ガモーラ自身がずっと逃げ続けてきた“家族”の因縁が、再び彼女の前に現れたのは運命というよりもはや呪いの類だ。だが、それはエロスにとっても同義だった。連れてこさせた姪の顔を見て「元気そうだな」と哀しそうに笑う彼の姿はかつてのスター・ブランドのそれだが、影に隠れた傷ついた顔は憎々しげに睨みつけているのだ。

ここで姪を殺せば、兄の復活は阻止される。宇宙に平和が訪れる。そのためだけに心を鬼にし、荒くれ者たちを集めて彼女を連れてこさせた。罪深き女の死に顔を拝むことこそ己に架した業なのだ、とエロスは考えていたのだろう。当然、ガモーラも身に覚えがない(と言い切れないのだが)理由のために殺されるわけにはいかない。エロスを説得しようと試みるも、叔父は聞く耳を持たない。エロスの命に従ったグラディエーターの手で殺されそうになるガモーラだったが、そんな彼女を救った者がいた。

ヴァルハラの女神ヘラ。ブラックオーダーと手を組み、サノスの復活を目論む死を司る女神の持つ剣がグラディエーターの強靭な皮膚を貫き、致命傷を与えたのだ。突然現れた侵入者を排除すべくコズミック・パワーを振るうコズミック・ゴーストライダーだが、彼もヘラの敵ではない。ライダーは一度死んだ身。“死”を操る彼女によって瞬殺されたうえで魂を支配され、膝を着いてしまった…。

グラディエーターは凶刃に倒れ、ライダーは傘下に加わるよう強要されてしまった。
この恐ろしさこそが、彼女がヴァルハラの女神と呼ばれる所以か。

レイスやネビュラもブラックオーダーによって取り押さえられ、身動きがとれない。絶対絶命の状況だが、ヘラがここに来たのは理由があった。それは決してガモーラを助けるためではない、彼女にとってはガモーラがどうなろうと知ったことではないのだ。では何故。ガモーラこそがサノスが復活するための“バックアップ”ではないのか。

ヘラが語る真のバックアップの在処。
それは、サノスと同じタイタン人の脳内に記録されていた。エロスの脳内に。

ヘラの言葉に動揺を隠せないエロスだったが、彼が追及する間もなく、まるでヘラの言葉に反応するかのようにサノスの記憶という名の“爆弾”が目覚め始めた。苦しみの絶叫をあげるエロスは半身不随の大怪我を負った筈の体を無理矢理に動かし、拘束から解き放たれた。

サノスはこんなこともあろうかと、予めヘラには伝えていた。自身の記憶と人格データは自身が認める“最も優秀な”タイタン人にダウンロードしていたことを。そのためにヘラはガーディアンズがガモーラの処遇を巡って対立する間も、彼らの戦いには関与せずにサノスの復活を果たす準備を進めてきたのだ。それにしても、エロスは兄よりも劣ると自嘲していたが、その兄からは利用するためとはいえ“優秀”だと評価されていたというのは皮肉な話である。

目の前で叔父の体を乗っ取って復活したサノスの姿を見て絶句してしまったガモーラを余所に、ヘラと“サノス”、そしてブラックオーダーはノーウェアへ帰還する。マッドタイタンの真の復活のために。

ガーディアンズが駆け付けた時には、既に全てが終わった後。倒れたダークガーディアンズの面々に、打ちひしがれるガモーラ。これで全ておしまいなのか…。

ガモーラからサノスが復活したことを聞かされるスター・ロード。
時間はもうない。完全に復活される前に、何としてでも阻止するのだ!