パニッシャー、来日!?
日本にやってきたパニッシャーが東京に巣食うニンジャ軍団相手に大暴れ!
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【あらすじ】
日本に本拠地を置く邪悪なニンジャたちからなる組織、ザ・ハンド。その組織を襲撃した男が1人。パニッシャー、悪党を打ち倒すことに執念の炎を燃やす最強の私刑執行人。パニッシャーが何故アメリカから遠く離れた日本にやってきたのか。ザ・ハンドの上級ニンジャであり、パニッシャーとの因縁を持つレディー・ゴーゴンが侵入者を迎え撃つが…。
【マシン・オブ・ヴェンジェンス】
前号にてヘンリーからの助言を受けて地上へと姿を現したフランク・キャッスル。フランケンシュタインの怪物という異形の姿となったフランクは、未だに蔓延る悪党たちの抹殺を目指してパニッシャーとしての活動を再開した。その第一歩として先ずやることとして、リストアップした自分と因縁を持つ悪党たちの抹殺を始めたパニッシャー。最初のターゲットは日本にいるザ・ハンドのニンジャたち。彼らは徒党を組み、怪しい呪術を操り、マフィアたちと取り引きをして社会を裏から操ろうとする悪党だ。パニッシャーはこれまでにもザ・ハンドとは何度も戦ってきたが、奴らの一味であるレディー・ゴーゴンとは因縁がある。
パニッシャーの復帰戦にはちょうどいい塩梅の悪党だ。少なくともフランクにはそう思えたのだろうが、そのためにわざわざアメリカはニューヨークから日本の東京までやってくるのだから恐れ入る(ヘルズガードとの決戦のためにアルプス山脈まで行っちゃうくらいだから今更か)。
無数のネオンの光に彩られた東京を舞台に激突するパニッシャーとザ・ハンド。アメコミに限らず、アメリカで作られた作品に登場する日本はどこか可笑しい描写が多い(東京と富士山の距離がやたら近い、意味不明な日本語が書かれた看板が置かれている、NRSを発症すると失禁する等々)が、このフランケン・キャッスル誌では比較的まともな日本を描いていると管理人は思う。あくまでも比較的だが。
超人たちが日本でドンパチやるというのは嬉しいところだが、戦いに巻き込まれてしまうサラリーマンたちにはちょっと同情してしまう。
直接勝負では今のパニッシャーは倒せない。レディー・ゴーゴンは手下たちを向かわせながら自身のメンターの元に逃げ続けた。だが、手下は全員パニッシャーの手で皆殺しにされた。そしてレディー・ゴーゴンもまたメンターに裏切られ一太刀で切り捨てられた。ザ・ハンドは邪悪ではあるが、同時に力を持つ者に敬意を表し、そして使えないと判断した者は例外なく切り捨てる組織なのだ。
これでひとまず第1目標は達成した。休む暇もなくパニッシャーは次のターゲットの元に向かうのだった。