[アメコミ]LAGIAの趣味部屋[アメトイ]

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アメコミ:PUNISHER(2009)#2

傷だらけのフランク・キャッスルが出会ったのは新たな協力者。

ノーマン・オズボーンを抹殺するまで、パニッシャーは歩みを止めることは出来ない。

前回はこちらから↓

 

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【あらすじ】

セントリーの追撃を振り切り倒れたフランクが目覚めた場所は見慣れない地下アジト。そこには見慣れない男、ヘンリーと名乗る男がいた。彼はオズボーンを倒す為にフランクに接触し、手助けをすると言い出したがフランクはこれを拒否。

独りで戦うことに拘るフランクだが、既にオズボーンの情報操作によりフランクは追われる身になっていた。

これまでのような無軌道な戦いは出来ない、自分のバックアップが無ければアンタは満足に戦えない、そう語るヘンリーにフランクは…。

椅子の男はもう結構だ、フランクがヘンリーを突き放すのには理由があった。
街中の監視カメラを操作できるハッカーはフランクの助けになりそうだが…。
【暗闇の時代との戦争】

フランク・キャッスルがヘンリーの手助けを拒否する理由、それはあくまでもフランクがパニッシャーとして「犯罪との戦争」を続けているのは自分の為だから。いきなり目の前に現れた小僧を信用できないのも勿論ある。しかし、それ以上にフランクは独りで戦うことに拘り続けてきた。

かつてのマイクロチップはもういない。

戦友でもあった椅子の男を自らの手で殺害したフランクは誰の手も借りたくはなかった。戦争に他人を巻き込まない為に突き放す姿勢を崩さないのはフランクなりの優しさか。

結局ヘンリーの懇願に折れたフランクは条件を出す。

自分がこれから起こすことに口を出さず、目を背けるな。

俺がやっているのはガキの遊びじゃねえ、そう言うフランクはヘンリーが持つある情報に従い、オズボーンの息が掛かったガンショップを襲撃。ガンショップには既にパニッシャーを始末するべく傭兵たちが待ち構えていたが、パニッシャーにとっては障害にはならない。銃声が轟く真っ暗の店内が静まり返った時に立っていたのはフランク・キャッスルただ1人。まだセントリーとの戦いの傷も癒えていないのに、この驚異的な戦闘力は流石パニッシャーだ。

先述した通り、フランクがガンショップを襲撃したのはヘンリーが持つ情報に基づいて。ヘンリーが入手した情報はSHIELDのデータベース。件のガンショップにはオズボーンがSHIELDから横領した大量の強力な銃火器、そしてヒーローたちの装備が保管されていたのだ。

これらをパニッシャーが駆使すれば、ノーマン・オズボーンも倒せる。ヘンリーはそう考えていたのだ。最高の玩具を手に入れたフランクに自然と笑みが浮かんでいた。

フランクが起こした「犯罪との戦争」。その一部始終をヘンリーは言われた通りに目を離さず目撃してきた。その光景は余りにも残酷で無慈悲。一切の容赦もせずにオズボーンの息の掛かったマフィアや裏社会の住人たちを皆殺しにしていくパニッシャー。そのパニッシャーが殺しに使っている武器は自分が情報を与えたものだ。

間接的にではあるが、彼らを殺したのは自分自身なのではないか。

そう考えてしまった若者は耐え切れずに吐き出してしまう。しかし、それでもヘンリーにはフランク同様に歩みを止めることができない理由がある。今はパニッシャーに協力しなければ。ヘンリーが倒したい人物はまた別にいるのだ…。

凄惨な処刑が一面に載った夥しい新聞の山。
相手は善良な人々を食い物にするクソッタレ共だ。慈悲はない。

パニッシャーが今も生きてマフィアたちを処刑して回っている。

この情報は直ぐにノーマン・オズボーンの耳に届くことに。ニューヨークを手中に収めたいノーマンからすればパニッシャーは邪魔な存在だ。

奴を今度こそ始末する。ノーマンがパニッシャー退治に呼び出したのは…。

同盟関係にある秘密組織カバルの首謀者、ザ・フッド。
悪魔の力を宿す彼の魔丸がパニッシャーを捉える…?