今度の舞台は殺人ショーが見どころの死のサーカス!復讐を果たすためにゴーストライダーが征く!
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【あらすじ】
1人放浪の旅を続けるジョニー・ブレイズは"復讐の精霊“に導かれ、田舎町にやってきた。だがそこには住人は見当たらない。ゴーストタウンの道端に落ちていたサーカスのチラシを見つけたジョニーは、このサーカス団が住人の失踪に関与していることを察する。
ジョニーは事態を解決すべく、動き出した。
【ジョニーと復讐の精霊】
ジョニーに取り憑いた古代の悪魔"ザラソス“。"復讐の精霊“ゴーストライダーそのものである彼は弱りきったジョニーを巧みに誘導し、"復讐の精霊“としての使命を果たさせようとする。
以前もザラソスは物語の節々で"復讐の精霊“の使命から逃げようとするジョニーを叱責し、あの手この手で軌道を修整してきた。時には体を乗っ取り強引に変身して敵に向かわせるなどの荒療治をしたこともあった。
今回も鏡に映り込み、行く先を示してジョニーの逃げ道を断とうとする。
一方のジョニーもこれまでの経験から逃げられないと観念したのか、はたまた"復讐の精霊“の在り方に歩み寄ろうとしているのか、彼の意志に従い悪を討つ。
全ては罪無き人々の無念を晴らすために。
【悪意を秘めるものたち】
今回登場するサーカスの団員たちもこれまで登場してきた悪人たち同様、ヒトを生贄に捧げて悍ましい祭事を執り行っていた者たちだ。
外見は人間のそれだが、その実態は悪魔のそれだ。
ジョニーは怒りを爆発させ、サーカス・オブ・クライムにより創られた"元“ヒトたちを逃して、団員たちに裁きを与える。だが、その中でサーカスのリングマスターがジョニーに言い放つ。
ヒトの皮を被っていても本質は恐ろしい悪魔、ならお前もそうだろう、と。
ジョニーもまたザラソスという悪魔を身に宿している。自分でも制御できない強大な悪意に振り回されるのも一度や二度どころではない。無関係な人々を巻き込んでしまったこともある。そういった意味ではジョニーと彼らは似ている。
だが、ジョニーとリングマスターたちの本質は真逆だ。悪を許さない良心を持つジョニーは決して悪には堕ちないだろう。
サーカス・オブ・クライムを倒し、そのままの足で田舎道を爆走し盛大にクラッシュするジョニー。傷心を紛らわすために何時ものように無茶をしたのだ。
"復讐の精霊“から次の征く道を示されるジョニー。ジョニーが向かう先は何処に続くのだろうか…。