90年代の人気チーム、令和の世に復活！
【あらすじ】
ラスベガス。グレイハルクがスパイダーマン、ウルヴァリン、ゴーストライダー、かつての仲間たちを呼び出した。
理由は街に起きている奇妙な現象を解決するためだ。
彼らが調査に乗り出す中、祈りが実現してしまう良識ある神父やホームレスを扇動し街を支配しようと企む悪魔が引っ掻き回す。
果たして彼らは事態を収束できるのか？！
彼らはニュー・ファンタスティック・フォー！
【復活】
今回登場するニュー・ファンタスティック・フォーは1991年に登場したファンタスティック・フォーの派生、代理のファンタスティック・フォーだ。
オリジナルのファンタスティック・フォーとは一風変わった魅力がヒットに繋がり、シリーズ終了後もちょくちょく話題に上っていた。
今シリーズは過去作の続編であり、2022年現在の雰囲気とはまるで異なる。
ハルクの人格が理知的なジョーだったり、ダニーがまだゴーストライダーだったり、ウルヴァリンがマスクを着けるの嫌がっていたり、スパイダーマンはいつも通りの軽口を叩いたりとよんでいて懐かしい気持ちに浸る人は多い作品だろう。
話の内容も小難しい内容なんて知ったことか！シンプルイズベスト！なノリの分かりやすい内容になっているのも嬉しい。
彼らの活躍はデイリー・ビューグルにも取りあげられていた。
【コメディと恐怖の両立】
ニュー・ファンタスティック・フォーが事態の解決に乗り出す中、ジョン神父もまた街の異変に気付き、調査すべく下水道の奥深くに足を踏み入れる。
そこにはホームレスたちを扇動、洗脳し街を襲う計画を立てていた悪魔アスモデウスがいた。
ジョンは命からがらアスモデウスから逃げ延び、ニュー・ファンタスティック・フォーに助けを求めるのだが、このジョンの真面目で良い人なんだけど絶妙に空気が読めないコメディリリーフという立ち位置が面白い。アスモデウスも自分の手は下さず、大勢の人々を支配し、洗脳する悪魔らしい姿を見せてくれていて今シリーズの敵役にピッタリだろう。
勿論、ニュー・ファンタスティック・フォーの4人の会話も小気味よく、非常事態なのに和んでしまう。
とはいえ、相手はかつてのメフィストの配下であるアスモデウスだ。
果たしてこの4人がアスモデウスを倒すことができるのだろうか。
ヒューマン・トーチもビックリな事態に発展してしまい…。
