[アメコミ]LAGIAの趣味部屋[アメトイ]

アメコミ、アメトイに関して語るブログです。MARVELのダークヒーローやクライムファイター中心。

ゲーム:MARVEL FUTURE FIGHT:THE ANNIHILATORS

宇宙を護るもう一つのガーディアンズ

ということで今回は2/21に実装されたマーベルフューチャーファイトのアップデートテーマ「アニヒレーターズ」と、アップデートで追加された2種のユニフォームの元ネタについて解説する。

まずはアニヒレーターズについて。

アニヒレーターズがマーベルユニバースにおいて始めて登場したのは2011年に刊行された「Thanos Imprerative:Devastation」誌。チームの名から往年のコズミックヒーローたちのクロスオーバーイベント「アニヒレーション」を思い起こす人が多いだろう。アニヒレーターズはアニヒレーション・ウェーブの指導者アニヒラスに対抗するために結成されたヒーローチーム「ユナイテッド・フロント」とは少々結成経緯が異なる。

宇宙の消滅を危惧したスター・ロードの遺志を継いだ宇宙犬コスモの訴えに応えたシルバーサーファーにベータ・レイ・ビル、グラディエーター、ロナン・ジ・アキューザー、そしてクェーサーは一同ノーウェアへ合流。彼らが顔を合わせたのは共通の脅威を打倒し、殲滅するため。コスモが見出した5人の超人たちと彼らと出会った女性騎士アイコンは宇宙の平和を守るために、広大な宇宙を冒険していくことになる。

[GLADIATOR:THANOS:INFINITY REVELATION]

次は実装されたユニフォームについて。まずはグラディエーター
特徴的なモヒカン頭はそのままに全身が漆黒に包まれ、印象がガラリと変わったグラディエーターことカラーク。このユニフォームの元ネタは2014年に刊行された「サノス:インフィニティ・リベレーション」。

ハルク、そしてアニヒラスとの死闘を経たサノスは偶然発見した瀕死のアダム・ウォーロックを懐柔。彼の協力を得て平行世界に存在するあらゆる障害を排除するべく行動を起こすが、そこに待ったをかけたのがグラディエーターが所属する平行世界のアナイアレイターズだった。黒く染まったボディと変わらぬ義侠心と戦闘力は、サノスが最も警戒する力の1つだった。

辺境の星を守るアイコンを追い詰めるサノスとアダムに割って入るアニヒレーターズ。だが、かのマッドタイタンにはグラディエーターと正面から戦うつもりはなく…。

[BETA RAY Bill:BETA RAY BILL(2021)]

最後はベータ・レイ・ビル。雷神ソーの義兄弟であり、かの雷神の得物であるムジョルニアに所有者として選ばれたこともあるマーベル・ユニバース屈指の「良いやつ」。そんな彼のユニフォームの元ネタは2021年に刊行された「ベータ・レイ・ビル」誌。

ギャラクタスのヘラルドとなったソーの暴走を止めようとした末に相棒のストームブレイカーを破壊された喪失感と元の姿に戻ることが出来なくなってしまった焦燥感、醜い異形の顔からくる劣等感を払拭するためにアスガルドから広大な宇宙へと飛びだしたビル。彼はオーディンの教えに従い、ムスペルヘイムに安置された魔剣「トワイライト・ソード」を求めて炎の魔人サーターとの戦いに赴く。魔剣ならばストームブレイカーの代わって、胸の中の負の感情を癒してくれると信じるビルだが…。

彼の持つ斧や鎧は外見や強さに関係なく戦士として、そして兄弟として迎え入れられた何よりの証拠。それが逆にビルの心を傷つけていたのは皮肉と言えるだろう。

ビルにとってサーターは故郷を滅ぼした忌まわしき「神」。そんな神に挑む男を戦艦スカットパルトとアスガルド人であるスカージ、トロール族のピッピら俗に言う「はみだし者」たちが支える。仲間たちの助けを借りて魔剣の前に立つビルは、見事に魔剣を手に入れることができるのか?

 

管理人はゴーストライダー誌をはじめとした超常現象やオカルト系を題材にした作品や、パニッシャー誌のような情け容赦のないバイオレンスな展開を取り扱う作品が大好きだ。そして、それらと同じくらいに宇宙を舞台にした超人たち、特にアウトローに属するキャラクターたちにスポットが置かれた作品が大好きだ。戦う舞台が違えど、戦う目的も異なれど、彼らが目指すものはたった1つ。

平和な世界を守るために、彼らは宇宙を駆けるのだ。

アニヒラスの参戦、お待ちしています(アイコンが参戦できるならコイツもいけるだろネマブ?)。

 

さて、ここからは中間アップデートで追加された2種のユニフォームについても解説していこう。アップデートテーマはメインアプデ同様「アニヒレーターズ」。告発者ロナンとギャラクタスのヘラルドことシルバー・サーファーがパワーアップして帰ってきた。

[RONAN:ANNIHILATORS]

まずはロナン・ジ・アキューザー。

ユニフォームの元ネタはアニヒレーターズが初登場した「THE THANOS INPERATIVE:DEVASTATION」。インヒューマンズの本拠地であるアティランを妻クリスタルと共に防衛していたロナンは、宇宙犬コスモの招集に応じてヒーローたちと共闘することを決意。ヴィランとしての姿の方が有名なロナンだが、宇宙の延いては祖国の平和を求める武人気質な男故にヒーローたちと手を結ぶことも多いのだ。

実はアニヒレーターズのロナンは既に実装されているが、今回のアニヒレーターズ本編での姿をイメージしたもの。インフレの波に負けないロナンさん流石っす。

仲間たちと共にアニヒレーターズの初任務に赴くロナン。チームの中では最も好戦的な男だからか、敵の総大将目掛けて前へ前へと前進するロナンは少々かませな扱いをされることも。それでもロナンの行動力が事態を好転させるのだから侮れない。

[SILVER SURFER:VOID KNIGHT]

2人目はシルバー・サーファー

ユニフォームの元ネタはシルバー・サーファーを主役に描いた「SILVER SURFER:BLACK」。ブラックなシルバー・サーファーは既に実装済みだが、この姿はそれよりも前に一瞬だけ登場したシルバー・サーファーの強化・悪堕ち形態なのだ。

2019年度のガーディアンズ・オブ・ギャラクシー誌にて、自身もブラックホールに飲み込まれながらも仲間たちを救うためにコズミック・パワーを以て活路を切り開いたシルバー・サーファーことノリン・ラッド。やがて彼は時空を越え、宇宙が誕生したばかりの過去の宇宙へと飛ばされ、そこでシンビオートの神「ヌル」と交戦。「光」を憎むヌルにとってシルバー・サーファーの存在は目障りでしかなく、叩きのめしたシルバー・サーファーにシンビオートを纏わせて傀儡へと変えてしまった。幸いにもノリン・ラッドはある人物の助けもあってヌルの呪縛から解放されたが、この戦いは「闇」を恐れる彼の心に更に暗い影を落としてしまうのだが、それはまた別のお話。

ヌルとその眷属たちとの連戦の末に敗北したシルバー・サーファーはヌルの騎士へと変えられてしまう。しかし、この姿の登場シーンは僅か数ページ。しかも戦闘シーンは一切ないという何とも言えない結果に。ノリン・ラッドがヌルの手下はちょっとやり過ぎな展開なので英断だったと言える。

 

宇宙を戦いの舞台としたヒーローたちにスポットを置いたアップデートテーマは、良くも悪くもガーディアンズ・オブ・ギャラクシーが大半を占めてきた。そんな中で唐突に実装されたアニヒレーターズは世界中のユーザーに衝撃を与えたのは言うまでもない(管理人も久しぶりにフューチャーファイトで記事作ろうと思ったよ)。初代クェーサーことウェンデル・ヴォーンやアイコンが参戦したのも嬉しいところ。

今後実装されるアップデートもこういった痒い所に手が届く良アプデを望む。そろそろヤング・アベンジャーズにも救済をですね。あとアニヒラスの実装も(しつこい)。