[アメコミ]LAGIAの趣味部屋[アメトイ]

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アメコミ:GHOST RIDER(2022)#17

復讐の精霊生誕50周年を祝うサバトの17幕!

ミュータントのみを狙う猟奇的殺人犯を追うジョニーとローガン。クズリを加えて往く復讐の旅路は、彼らを何処に誘うのか。

 

前回はこちらから↓

 

lagia.hatenablog.com

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【あらすじ】

ジョニーとローガンが追う猟奇的殺人事件。被害に逢った者は老若男女問わず、ミュータントだった。犯人はミュータントを恨んでいる。そして2人は、その犯人が誰なのかを気付いていた。一度は取り逃がしたが今度はそうはいかない。惨劇を繰り返す前に取り押さえなければ。

ジョニーと合流したローガンが目にしたのは、人間で造られた「あの」モニュメント。
奴がまた動き出したようだ。
【Demonology】

人智を超えた怪事件、現場を鑑識する者たちはいずれも奇怪かつ悍ましい有様に凍りつく。犯人は日時を問わず、神出鬼没に現れては殺戮を繰り広げてモニュメントを造り上げていった。まるで信奉する何かに捧げる供物とも見て取れる“芸術”の数々、調査を行うジョニーとローガンの表情は固い。

2人は犯人に心当たりがあった。“何か”から助けを求めていた少年。悪魔バグラ=グールに憑依され、望まぬ殺人を繰り返していた少年。少年を取り逃がしてしまった2人にはこの事件を解決しなければならない義務がある。特にローガンは少年が助けを求めていたことに気付いていながら何も出来なかったことに責任を感じていただけに、事件の跡を追う彼の行動は早い。そしてジョニーもまた、内に秘める“復讐の精霊”の渇きを癒すために悪魔の跡を追う。

“復讐の精霊”がミュータントたちの無念を感じ取り、動き出し初めた。
「早く我にやらせろ。復讐を果たさせろ」逸る古代の悪魔を落ち着かせるジョニーの苦労は、ローガンにもよく分かる。

やがて2人は事件の背後に隠れ、少年ブラムに指示を送る存在を知る。ニューヨークの街中にある古びたデパートに、「それ」はいた。一見すると普通の建物だが、その裏では家主による少年たちへの“教育”が行われていた。暗く、凶器に囲まれた密室に少年を閉じこめ、狂気に取り憑かれ、やがて悪魔に仕立て上げる。人道に反した悍まし過ぎる光景にジョニーと“復讐の精霊”の怒りは頂点に達した。“檻”を自ら引き裂き、ゴーストライダー降臨!

きっとブラムやこの坊主以外にも、無数の子供たちが犠牲となったのだろう。
怒りを爆発させるライダーに殺さずに情報を聞き出せ、と念を押すウルヴァリンだが…。

 

突然現れた骸骨頭に後ずさる家主を地獄の鎖で拘束したライダーは、ペナンス・ステアを発動して彼の記憶を読み取る。悪党の言葉など信じるに値しない。嘘をつくものだから。その点、記憶は嘘をつかない。ゴーストライダーの“眼”からは逃げられないのだ。

ライダーが読み取った記憶にはブラムの出自や過去が記録されていた。そして今現在、彼がどこにいるのかも。ウルヴァリンにこのことを“伝えた”ライダーは、ブラムの元へと向かう。目的地はヘルズバックボーン。かつて地獄の王子が根城にしていた地に、彼はいる。

ブラックハートが消えた今、かの地は無人となっていた。
しかし、地獄の瘴気が濃く残っていたこの地で、ジョニーが潰した筈の計画が動いていたようだ。