[アメコミ]LAGIAの趣味部屋[アメトイ]

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GHOST RIDER(1990)#14

ゴーストライダーvsジョニー・ブレイズ!

復讐の精霊の危険性を知る男が抱く敵意に、ライダーはどう立ち向かう?

 

 

 

前回はこちらから↓

 

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【あらすじ】

犯罪が横行する街、ブルックリン。その地に住まう罪なき人々を護るべく戦い続けてきたダニーの前に、自らをジョニー・ブレイズと名乗る男が拘束してしまう。ジョニーの目的はただ1つ。それはゴーストライダーの抹殺。だが、今のブルックリンにはゴーストライダーの力が必要だ。果たしてダニーはジョニーの手から逃れることができるか…。

ショットガンを突き付け、ダニーを黙らせるジョニー。
この男もまたライダーをザラソスと呼ぶ。一体ジョニーとライダーにどういう関係があるというのか、ダニーは戸惑うばかりだ。
【ジョニー・ブレイズ】

ダニーがゴーストライダーの姿に変身し、彼の活動が連日連夜テレビで報道されるようになった頃、1人の男がゴーストライダーの復活を知った。その時から男は過去に置き去りにしてきた“罪”と向き合い、ケジメを付けんと愛する家族から離れ、遥々ブルックリンまでやってきた。男の名はジョニー・ブレイズ。かつて地獄王メフィストと契約し、魔人ザラソスをその身に宿し、ゴーストライダーとなった男だ。今はザラソスと分離し、幼馴染であるロクサーヌと結婚し、2人の子供たちを授かり、家族でスタント興行を行っていた。

悪魔たちの思惑に振り回された末に掴んだ幸せを噛みしめ、人生を謳歌してきたジョニー。だが、ジョニーには1つ気掛かりがあった。シードクリスタルに封じ込めたザラソス。あの恐ろしい魔人が蘇ったら、取り返しのつかないことになる。ザラソスをその身に宿し、身体を乗っ取られたことも何度もあったジョニーが危惧するのは当然と言えるだろう。そしてジョニーの危惧した通り、再びゴーストライダーが現れた。しかもライダーはかつてと同じく人間に憑依しているのだ。ザラソスへの敵意を剝き出しにするジョニーの怒りは、ザラソスだけでなく彼の力を必要とするダニーにも向けられていた。

ダニーに向けてザラソスへの恨み節をぶつけるジョニー。
その頃、街の地下深くではライダーへの復讐に燃える男が再び動き出そうとしていた。

一方的にまくし立て、ダニーたちを糾弾するジョニー。ダニーはかつての自分と同じく、ゴーストライダーに利用されているだけの被害者なのだとジョニーは考えていた。だが、この物言いに当然ダニーも黙っていられる筈もない。この街がどんな状況にあるのか、そしてゴーストライダーがどれだけの人々を救ってきたか、僕がどんな思いで戦っているか、何も知らないアンタが知ったようなことを言うな、とダニーは叫ぶ。そしてそんなダニーの叫びに応えるように、置き去りにされたバイクのガスキャップが光りだす。ブルックリンにまた罪なき人々の血が流れたのだ。

バイクはヘルサイクルと成り、ダニーもまたゴーストライダーへと姿を変える。
遂に現れた仇敵にジョニーの殺意もピークに達する。

ザラソスを野放しにしてしまえば、かつてと同じように虐殺の限りを尽くすだろう。復讐の精霊の起源であるザラソスの炎は、罪人だけでなく守護すべき弱者にも降りかかるのだ。そんなことは絶対にさせてはならない。独力で学んだ魔術で張った結界にライダーを封じ込めるジョニー、だがライダーの歩みは止まらない。止む無くショットガンの銃弾を浴びせ、殺してでも止めようとするジョニー。ゴーストライダーには傷を瞬時に癒す能力があるが痛みは残るし、ライダーへのダメージはそのままダニーにも伝導する。しかし、こうでもしないとゴーストライダーは止まらない。銃弾が放たれる度にライダーの身体は千切れ、弾けていく。ジョニーの攻撃を、ライダーは避けようともせず、反撃もせず全て受ける。

 

ヘルサイクルへと向かう歩みを止めないライダーは無防備だ。
反撃しろ、本性を表せザラソス!と叫ぶジョニーだがライダーは全て拒絶する。

「私が罰を降す者は罪人だけだ」ジョニーの怒りの攻撃を受けながらもライダーはヘルサイクルに辿りつき、悪党の元へ向かう。ライダーが歩みを止めなかったのは、憎きブラックアウトが現れたことを察知したからだろう。ここで奴を倒さなければ、また何人もの犠牲者が出る。ライダーにとってジョニーは倒すべき敵ではない。今は一刻も早くブラックアウトを見つけ出し、始末しなければならないのだ。

ジョニーの攻撃を退き、ボロボロの身体を押してブラックアウトの跡を追うライダー。
その姿にジョニーに少しの迷いが生じるが…。