「俺たちは同じゴーストライダー。復讐の精霊ザラソスを起源とした力を持つ者同士。だが、俺とお前は違う!」
「何を言ってやがる。違わねえよ!」
全然違います。
あ、上のは数年前の有名なコマの模写です。オリジン編が5年近く前の話てマ?
さて、先日発売され、レジェンダ―を沸かせたレトロパッケージ版ゴーストライダー。筆者も未だに興奮冷めやらぬ状態で、飾っているのを見るとニヤニヤしてしまう。
レトロパッケージ版ゴーストライダーの感想はこちらから↓
しかし今回のゴーストライダーのパッケージ、実は少々あべこべな事態になっている。というのもブリスターから覗いているのは初代ゴーストライダーことジョニー・ブレイズなのだが、パッケージに描かれたライダーは二代目ゴーストライダーことダニー・ケッチなのだ。
もしかして一緒くたにされている…?
こういった事態が起きるのは実は初めてではない。
かつてトイビズから発売されたダニー・ケッチのパッケージにはジョニー・ブレイズの紹介が書かれていたり、同じくトイビズから発売されたジョニー・ブレイズに収録された冊子にはジョニーとダニーの両方のイラストが掲載されていた(ダニー・ケッチはジョニー・ブレイズじゃない…)。
トイビズから発売されたのは90年代。今よりも緩く、大らかな認識だったのだろうがこれは酷いと言わざるを得ない。何故ならこういった認識がコミック側にもあったのか、ジョニー・ブレイズがダニー・ケッチと殆ど同じ姿で登場するようになってしまったのだ。
ジョニーがダニーと同じ姿で登場するエピソードではダニーが登場しないことが多く、結果的にダニーの姿=ジョニーの姿という認識が広まってしまったのだろう。
後にダニーもジョニーと同じゴーストライダーの姿で共演するようになったが、先述した認識があったせいか2人共に非常によく似た外見となってしまった。
このままではよろしくない。あまりにもダニーが不憫だ。
このブログ内でもジョニーとダニーの2人の活躍をとりあげているし、ここで2人の見分け方を何点か紹介する。これを覚えればライダーを見分けることができるようになるだろう。
①ヘルサイクルのデザイン
先ずはヘルサイクルのデザイン。
2人ともゴーストライダーなのだから当然ヘルサイクルに搭乗する。このヘルサイクルが2人を見分けるポイントだ。
先ずは2人のマーベルレジェンドを並べてみる。
左側がジョニー・ブレイズとジョニーのヘルサイクル、右側がダニー・ケッチとダニーのヘルサイクル。
ジョニーのヘルサイクルは外見がころころ変わるが、ダニーのそれは基本的なデザインは同じという違いがある。ダニーのヘルサイクルの特徴的なカウルは姿が変わっても不変なので、このヘルサイクルを操るライダーはダニーと分かる。
②頭髪の色
ゴーストライダーは髑髏なんだから髪なんてあるわけない?それはそうだ。
しかし、彼らは普段からゴーストライダーの姿でいるわけではない。人間の姿がちゃんとある。ジョニー・ブレイズは金髪、ダニー・ケッチは茶髪という基本的な要素を覚えておけば、2人を間違えることはないだろう。
外見上の違いの他にも性格や好み、所属してきたチームも違うジョニーとダニー。
彼ら兄弟は同じ人間ではなく、れっきとした別人なのだ。
ダニーは2019年のシリーズでゴーストライダーに代わる新たな姿であるデスライダーとなったが、この姿の活躍が増えて“ダニー・ケッチ”の名が広まるといいのだが…。