[アメコミ]LAGIAの趣味部屋[アメトイ]

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アメコミ:MIGHTY AVENGERS(2013)#3

顕現、シュマゴラス!

邪神を退け、人々を護り抜け!マイティ・アベンジャーズ

 

 

前回はこちらから↓

 

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【あらすじ】

プロキシマ・ミッドナイトとの戦いを制したアベンジャーズ。しかし、侵略者たちの侵攻の勢いは衰えない。ドクターストレンジの意識を乗っ取ったエボニー・マウの手で、カオスディメンションから召喚されたシュマゴラスがニューヨークに出現する。上空にはサノスの宇宙戦艦が、地上には邪神が。窮地に立たされたアベンジャーズはこの脅威を切り抜け、人々を護れるか!?

ニューヨーク市街を蹂躙していくシュマゴラス。
その様はさながらモンスターパニック映画のそれ。
【集結、マイティ・アベンジャーズ

ピンチを切り抜けたと思ったら、そのピンチを更に上回るピンチが間髪入れずに襲ってくる。この絶望的な状況に市民は逃げ惑い、疲弊したヒーローたちもシュマゴラスには太刀打ちできないでいた。地面から触手を生やし、弱者である人間たちが住む街を破壊するシュマゴラス。

万事休すかと思われたが、いつだってヒーローというものは遅れてやってくるものだ。海底に身を潜め、アンチマタ―の研究を続けていたブルーマーベルことアダム・ブラッシャーが駆け付けてくれたのだ。マッハのスピードで飛んできたブルーマーベルの突撃にはじけ飛ぶシュマゴラス。あっけに取られるルークたちに自己紹介を済ませたアダムは、プロキシマの槍に貫かれた際に植え付けられた毒に蝕まられるスペクトラムを、アンチマターを駆使して取り除く離れ業も披露。グローバル・プロテクター、ブルーマーベルの強大な力の一端を思い知らせてくれるチートっぷりだ。

スーペリア・スパイダーマンでもどうにもできない未知の毒の解毒も、ブルーマーベルには可能だ。
そのパワーと知識には、オットーもアダムの偉大さを認めざるを得なかった。

身体を蝕む毒から解放され、戦線に復帰するスペクトラム。更にアベンジャーズのピンチにホワイトタイガーとパワーマンも遅れて参戦。これだけのメンバーが揃えばエイリアンであろうが邪神であろうが負けるはずがない。

しかし、敵も一筋縄ではいかない。シュマゴラスの背後にいるエボニー・マウが勝利への道に立ち塞がる。

体を再生させ、立ち上がるシュマゴラスはストレンジを介してマウから送り続けられる邪念に従って市民たちを洗脳し、アベンジャーズに襲わせる。アベンジャーズは市民を護るもの、その市民が敵になっては手出しはできないということか。だが、そんなものではアベンジャーズは止まらない。市民たちをスーペリア・スパイダーマンが止め、ブルーマーベルとスペクトラムがアンチマターと粒子の渦を作ってシュマゴラスの動きを封じ、スパイダー・ヒーローとパワーマンの補佐を受けたホワイトタイガーから現れた巨大な虎の精霊が邪神に牙を向く。どんなに強大な相手であろうとも、決して屈しない。力を合わせて対抗し、勝利する。それがアベンジャーズというものだ。

仲間たちの助けもあり、アミュレットの制御に成功するホワイトタイガー。
アミュレットに宿るタイガー・ゴッドがシュマゴラスを食い破る。

体を切り裂かれ、喰われていくシュマゴラスにはもはやアベンジャーズに対抗できるほどの余力は残されていない。如何に邪神といえど、この圧倒的に不利な状況を覆すことは不可能だった。虚を突かれ、精神を乱されたシュマゴラスへのトドメとして放たれたスペクトラムの一撃に遂に邪神は粉々に砕け散った。手駒を失ったマウにはアベンジャーズへの対抗手段はない。アベンジャーズの勝利だ。

アストラルボデイで構成されたシュマゴラスの体内に入り込み、エネルギーを爆発させる。
体を粒子に変えられるスペクトラムならではの攻撃方法だ。

 

エイリアンの侵略、邪神の出現。度重なるピンチを全て切り抜けたアベンジャーズのメンバーの表情は誇らしげだ。操られていた市民も意識を取り戻し、ヒーローたちを祝福する。そんな彼らを前にルークは語る。「今までは俺たちはバラバラに戦ってきたが、結束することで勝利を手にした。そしてこの勝利は俺たちだけでのものではない、ここにいる皆のものだ。皆が揃ってのアベンジャーズだ」

アベンジャーズは遠い宇宙へ向かった、だがここにもアベンジャーズはいる。地球の平和を守ることができるのはそこに住むヒーローと、市民たち、皆が結束することで地球は守られるのだ。決意を抱き、力強く、前進する。ルークの言葉は皆をまとめ上げる力がある。長い夜が明け、朝日がニューヨークとヒーローたちを照らす。さあ、まだまだ仕事は山積みだ。この星を守るための戦いに終わりはないのだから。