迫りくる宇宙からの驚異!ブラックオーダーの“槍”を砕けるのは彼らだけだ!
【あらすじ】
生命の創造主ビルダーズが地球人類を抹殺せんとオリジン・ボムを地球に向けて落とし、地球環境を変えて浄化しようとしていた。彼らの凶行を止めるべくアベンジャーズは彼らの本拠地である宇宙へ旅立つ。しかし、そこにアベンジャーズと入れ替わるように“マッド・タイタン”サノスとその部下ブラック・オーダーが地球に侵攻。失われたインフィニティ・ジェムを奪還するために。
そうしてブラックオーダーのメンバーであり、サノスの左腕であるプロキシマ・ミッドナイトがアベンジャーズ不在のニューヨークに襲来。この宇宙からの脅威に立ち向かえるのは、街に残っていたストリートヒーローたちだけだった。
【共通の敵に立ち向かえ】
数多くの名作を世に送り出してきたマーベルコミック。その名作たちの中でも特に有名であろうシリーズが「インフィニティ」だろう。インフィニティはマーベルユニバースにおいて重要な位置づけにあるイベントであり、インフィニティにおける顛末が後々の展開に大きな影響を与えることになった。
そんなインフィニティのタイインであり、地球最強のヒーローたちを欠いた地球を護るためにストリートヒーローやアベンジャーズの宇宙への旅路に同行しなかったヒーローたちが集い、共通の敵に立ち向かうのが「マイティ・アベンジャーズ」だ。
マイティ・アベンジャーズというとアイアンマンことトニー・スタークやキャプテンマーベルことキャロル・ダンヴァースの二大巨頭が中心となって結成したチームが過去にあったが、今回のそれは過去のチームとは一切関係のないチームである。
宇宙で未曾有の危機が起きていても、ニューヨークではいつものように悪党とヒーローたちの戦いが頻発していた。人々を苦しめ、私腹を肥やす者たちをヒーローは決して許さない。ルーク・ケイジやホワイトタイガー、パワーマン、スーペリア・スパイダーマン、スペクトラム。彼らはニューヨークに残り、それぞれの方法で街を守っていた。だが、彼らには協調性が欠けていた。特にスパイダーマンやホワイトタイガーはその傾向が顕著で、彼らの独善的な考えに反発的なパワーマンを宥め、皆を纏めようとするルークにとっては頭が痛い悩みだった。
バラバラに戦うヒーローたち、そんな彼らが守る街に侵略者プロキシマ・ミッドナイトがやってきた。死の象徴であるサノスからの命を受けた彼女はニューヨークに住む人々の殺戮と、インフィニティ・ジェムの差し出しを要求する。
当然素直に首を縦に振るはずがなく、ヒーローたちは次々に集い侵略者に立ち向かう。この街を守れるのは自分たちしかいないのだ。1人、また1人と決戦の地に集まり、新しいヒーローまでもが駆け付ける。
屈強なストリートヒーローたちが集うがプロキシマは余裕な態度を崩さない。彼らは所詮は1人で戦う者たち。アベンジャーズでもないお前たちが突然集まって何ができるのか、と嘲笑う。
だが、アベンジャーズだって元は偶々いたメンバーたちが集まって共通の敵に立ち向かったことで発足したチームだ。ならば自分たちもまたアベンジャーズだ。