[アメコミ]LAGIAの趣味部屋[アメトイ]

アメコミ、アメトイに関して語るブログです。MARVELのダークヒーローやクライムファイター中心。

アメコミ:SUPERIOR SPIDER‐MAN:TEAM UP#10

スパイダー・アイランドに蔓延る獅子身中の虫たちと死闘を演じるスパイダーマンたち。

凶悪なヴィランたちの装備を身に着けた部隊を退けることができるのか?

 

前回はこちらから↓

 

lagia.hatenablog.com

【あらすじ】

スパイダー・アイランドに侵入者が現れた。それはスーペリア・スパイダーマンことオットー・オクタビアスの絶対的な監視に基づく安全性が崩壊したことを意味していた。しかもその侵入者は、私兵であるスパイダー・リングスの中から現れ、それも殆どの数のメンバーがスパイダーマンに反旗を翻した。

ヴィランから押収した武器を身に着け、スパイダーマンだけでなくパニッシャーデアデビルにも襲い掛かる侵入者たち。何故こんなことになったのか、原因を突き止めようとするオットーだが思案に暮れている余裕はない。今は目の前の敵を倒すことに専念するべきだろう。

スパイダー・リングスはハンガーで整備を受けていた巨大ロボットまで持ち出した。
オットーが培った成果が、彼の敵になってしまったのだ。
【序章】

ヴィランの装備を身に着けたスパイダー・リングスの猛攻を受けるスパイダーマンたち。侵入者たち自体は数が多いこと以外は大した脅威にはならなかっただろうが、彼らにはグリーンゴブリンのグライダーにパンプキンボム、ヴァルチャーのウイングスーツにドクターオクトパスのテンタクルアームといったニューヨークを恐怖に陥れたヴィランたちの装備がある。それらが大挙をなして襲い掛かってくるのだから、さしものスパイダーマンたちと言えども苦戦は免れない。

この事態にデアデビルは一旦退いて、体制を整えるべきだと叫ぶがスパイダーマン聞く耳を持たない。たかが私兵などに退くことは、オットーのプライドが許さない。しかし、オットーも本心ではデアデビルの言うことが正しいことは理解していた。このまま戦っていてはジリ貧だ。追い込まれていることは、オットーにも分かっているのだ。

しかし、敵はスパイダー・アイランドのシステムを掌握。ハンガーにロックを掛け、スパイダーマンたちの退路を断っていた。

ヴィランたちの装備の中にはパニッシャーが使っていたグライダーもあった。
懐かしい専用機を取り戻したパニッシャーは1人、侵入者たち相手に暴れ回る。
が、フランクの無軌道ぷりには流石のオットーも憤慨するしかない。

ハンガー内は火に覆われ、逃げ場を失い、群がる侵入者たちは倒しても湧いてくる絶対絶命の状況。こうなってしまってはオットーも1つの決断を下すしかない。スパイダー・アイランドは海に浮かぶ孤島。島の内部にはいくつもの隔壁を設けて水没を避けていたが、この隔壁を開けてハンガーを侵入者たち諸共に水没させる。これで侵入者たちを纏めて一網打尽にできるだろう。だが、それはオットーがスーペリア・スパイダーマンとして築き上げた成果を捨てる行為に他ならない。

苦悩するオットーだが、それでもやらなければならない。デアデビルの説得を受け、決意を固めたオットーは作戦を実行に移した。ハンガーに流れこむ海水の波が、全てを飲み込む。自分の成果が消えていくその様子を、オットーには見ていることしかできなかった。

発明品と共に海に沈みかけたオットーだが、間一髪でデアデビルたちに救われた。
パニッシャーのグライダーがこんな所で役立つとは。

 

自らが目指したヒーローの在り方。かつての宿敵だったピーター・パーカーが求めた“親愛なる隣人”としての在り方。それらを踏まえ、オットーは栄光ある勝利と屈辱に塗れた敗北を繰り返しながらスーペリア・スパイダーマンとして戦い続けた。しかし、この戦いでオットーが勝ち得たものは一体何なのか。ニューヨークからヴィランを消した筈が、自身が誇る監視プログラムをすり抜ける程の技術も持つ敵が存在することを、この戦いが証明していた。その敵の正体は、オットーにとってスパイダーマン以上に因縁を持つ男だった。

そして、それに気付いた時こそ、オットー・オクタビアスのスーペリア・スパイダーマンとしての戦いが終わろうとしていることを意味しているのだった…。

侵入者たちの主の正体は、件のグリーンゴブリンことノーマン・オズボーン。
奴が、再び自分の幸福を奪おうとしている。ノーマンの影が自分の帝国を蝕んでいたことに気付いたオットーは…。