[アメコミ]LAGIAの趣味部屋[アメトイ]

アメコミ、アメトイに関して語るブログです。MARVELのダークヒーローやクライムファイター中心。

アメトイ:マーベルレジェンド コズミック・ゴーストライダー レビュー

俺は地獄も天国も見てきた…、長生きしすぎて時々思うんだが…、天国はまだあるのか?俺の子供たちはそこにいるのか?

というわけで、今回はマーベルレジェンド、コズミック・ゴーストライダーの解説だ。

このブログでもコズミック・ゴーストライダーの活躍(翻訳されている範囲内で)を紹介してきたが、彼は2017年に登場したばかりの言わば新参者。にもかかわらず多くのファンを獲得し、あっという間に個人誌をゲットしてみせたライダーだが、立体化するのも早かった。ハズブロから発売された本作は、流用がさせにくい独自のデザインをしたライダーを装備を含めてコミックでの姿を完全再現しているのが、ハズブロ社内でもライダーを推している社員が一定数以上いることを匂わせていると言えるか。

正面から。
シルバーメタリックなスーツに棘が無数に生えた赤い肩アーマー、ヘルメットも忠実に再現。

背面から。
背面にはコズミック感漂う模様がないからか、ちょっと簡素な感じがする?

ヘルメットは取り外しが可能で、首や炎のエフェクトを動かすことができる。
ただ、首は横にしか動かせず上下には向けないのはマイナス点。軸が木製てお前…。

奇抜な外見に反して余計な装飾はないので可動性は良好。肩のアーマーも胴体と繋げるタイプなので、腕の可動を妨げない親切設計なのも嬉しい。付属品の1つである造形が異なる二丁のライフルを持たせてのアクションも様になる。マズルフラッシュを表現したエフェクトパーツも付属しているのもグッド。

そして、ライダーと言えば忘れてはいけない鎖。当然このコズミック・ゴーストライダーにも付属している。鎖自体は過去に発売された「フレイムサイクル・ゴーストライダー」に付属されたもののリカラーだが、持ち手もしっかりクリアーな質感で表現。尚、コズミック・ゴーストライダーの鎖は正式な名称としては「ミスティカル・チェイン・プロジェクション」が正しいのだが、(ライダーも含めて)誰もその名で呼ばない。不憫な鎖だ。?「俺の名前を言ってみろ~」

そしてそして、このマーベルレジェンド コズミック・ゴーストライダーを最も象徴するといっても過言ではない(そうでもないか?)のが、このコズミック・ゴーストライダー専用のヘルサイクルだ。ハズブロから発売されたゴーストライダーはヘルサイクルが無いものと、基本的な造形は流用してアクセサリーは専用のものを付けたタイプの二種類が存在するが、コズミック・ゴーストライダーのそれは流用は一切なしの完全オリジナルで立体化。これだけでも感動ものだ。発表時、多くのレジェンダーを驚かせたのをよく覚えてる。コミックには無いライフルを収納するホルスターが備えられていたり、シートにパニッシャーのエンブレムが刻まれているなどハズブロ独自の意匠がされているのも面白い。

後ろから見てもコズミック・ゴーストライダーのヘルサイクルだと分かる、完璧な造形だ。ここまで書いていなかったが、このヘルサイクル、デザインの都合上からスタンドなしでは自立はできないので、付属された専用スタンドで立たせる必要がある。スタンドとヘルサイクルはボールジョイントで接続されるため、上下左右に振り、傾けることが可能だ。まさに至れり尽くせり、という言葉がピッタリ当てはまる神的、いやさ悪魔的作品だ。

銀河の平和は俺が護ってやるよ!
取り敢えず、悪党はぶち殺せばいいんだぜ!

パニッシャーゴーストライダーという二大ダークヒーローのハイブリッドであり、宇宙魔神ギャラクタスの使者(ヘラルド)であり、サノスの側近でもあったり、時間と空間を越えて現代に干渉したりとコミック内では好き放題に暴れまくるコズミック・ゴーストライダー。このレジェンドもそんなライダーを表すかのように、暴力的な力の入れようで立体化され、そして絶賛の声をもって迎え入れられた。

2023年現在では、久しぶりにコズミック・ゴーストライダーの個人誌が刊行されているが、そちらでも変わらないやりたい放題ぷりを見せて欲しいものだ。そしてヴィランとして登場している“白い”コズミック・ゴーストライダーと、ギャラクタスのコズミックパワーを与えられる前の姿も立体化して欲しい。我ながら贅沢な話だ。