[アメコミ]LAGIAの趣味部屋[アメトイ]

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アメコミ:BLOODLINE:DAUGHTER OF BLADE#2

自分を襲撃したのは学校のクラスメートだった。

夜の街を歩く彼女に自分を重ねたブリエルは、自身を襲撃したホイットニーにコンタクトを取る。そこで彼女に待ち受けるのは、自身の知られざる“呪われた血”にまつわる因縁だった。

 

 

前回はこちらから↓

 

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【あらすじ】

夜の街の外れにある屋敷内を歩く不良少女ブリエルに襲い掛かったのは、ブリエルが通うハイスクールに転校してきたばかりのクラスメートであるホイットニー・ニーヴスだった。ホイットニーはブリエルがヴァンパイアだと断じ、武器を持ち明確な殺意を乗せて振りかざす。ホイットニーの攻撃を受け流しながら、ブリエルは自分がヴァンパイアではないと攻撃を止めるよう叫ぶ。だが、ブリエルにはクラスメートの拳から流れる血がとても美味なものに感じられて…。

血に反応して昂るのは闘争心か、それとも渇きか。
目覚め始めていたヴァンパイアの血はヒトの血を求めてしまう。
【DRIVE】

自分はヴァンパイアではない、とブリエルはホイットニーに叫んだが、その叫びは彼女の中に眠っていた化け物の血が否定してしまった。ホイットニーから流れる血はブリエルの身体に流れるヴァンパイアの血を目覚めさせてしまう。自分では抑えられない、強烈な程の渇きに支配されてしまったブリエルは半狂乱になりながら、襲撃者に襲い掛かった。豹変したブリエルに驚くホイットニーだったが、彼女たちの戦いは屋敷の崩壊に伴い一時中断。我に返ったブリエルの手で助けられたホイットニーだったが、彼女はブリエルの手を振りほどき、1人街頭の中に消えていった。自分の手から離れていった襲撃者のことを、ブリエルは何故か憎めず去っていった彼女に手を伸ばしてしまう。

それは、ブリエルが抱える不満の解消の方法を彼女なら知っているのではないかと感じてしまったからか。翌日、何食わぬ顔でハイスクールに登校してきたホイットニーに話しかけるブリエルは、彼女が自主的にモンスター退治を行っていることを知ると自分も協力すると言い出す。ホイットニーに協力すれば自分の不満も、先日の発作の原因を知ることができる筈だ。若く、向こう見ずなブリエルは自ら危険な旅路に同行してしまうことに。

学友たちとの勉強会を断り、ホイットニーとの化け物退治に同行することに。
しわしわブリエル。

学友たちと別れ、ハイスクールの前で待っていた母サフランには転校生と勉強会すると嘘をついてまで、ブリエルは自分自身を知りたかった。そうしなければ他人には言えない不満を発散することはできやしない。だが、彼女の望みは思わぬ事態を引き起こすことになる。深夜、ホイットニーとモンスターが出没すると噂が立っていた廃校へ足を踏み入れたブリエルだったが、それはホイットニーが仕掛けた罠だった。油断している獲物を仕留めるのはハンターの定石、ブリエルはホイットニーが自分を狙っていることを自覚しきれていなかった。廃校に打ち捨てられていた机で怪我をしたホイットニーの手から流れた血に、再びブリエルの身体に流れるヴァンパイアの血が目覚め始めてしまう。必死に“衝動”を抑えようとするブリエルを廃校に閉じ込め、立ち去るホイットニーをブリエルは追うことはできなかった。何故なら廃校中に巣食う異形の化け物、ヴァンパイアたちが一斉にブリエルに襲い掛かってきたからだ。

何故ホイットニーは自分を殺そうとするのか、何故自分がこんな目に合わなければならないのか。衝動を抑えながらも懸命に走り、ヴァンパイアたちから逃げようとするブリエル。だが、出口はホイットニーの手で塞がれてしまっている。万事休すか、と思われたが。

追い詰められたブリエルは身を守るために応戦する、が数が多すぎる。
打つ手はないと思われたが、思わぬ助けが。

自分を殺そうとするクラスメートやヴァンパイアたち、そんな者たちに抵抗しようと拳を振るうブリエル。その極限で、少女には荷が重すぎる展開は彼女が抑えようとする“衝動”をより強くしていた。サフランが万が一の事態に備えてブリエルに薬と称して持たせていた血清を飲もうとするブリエルだったが、飲むことも叶わない。

襲い掛かるヴァンパイアたちはブレイドの手で残らず始末された。喧噪が収まり、再び静寂に包まれる廃校。苦しむ娘に声をかけるブレイドだが…。

渇きは頂点に達し、少女にこれを抑えることはできない。
ブレイドは彼女が自分の娘だということに気付いていたようだが、ブリエルは…。