ザ・フッドの配下との熾烈な戦いに乱入者が!
その姿はあのヒーローチームだった!?
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【あらすじ】
パニッシャーの行動は常に強引で、苛烈で、一切の妥協を許さない。
ターゲットに狙い定めたヒューマンフライを始末するために、彼の弱点を正確に付いて追い詰める。敵が逆上して凶行に及ぶものだから、この処刑人の怒りは激しさを増して敵を討つ。
しかし、パニッシャーの非情なやり方に異を唱える者は少なくない。
今回も最悪のタイミングで彼らが現れた。パニッシャーの敵はヴィランだけではないのだ。
【激突、パニッシャーvsアベンジャーズ?】
ヒーロー、ヴィラン問わず数多くの超人たちが存在するマーベルユニバース。その中でも個としての最強各であるパニッシャーとチームとしての最強各であるアベンジャーズが対決するという、ザ・フッドとの陰鬱な戦いが続く中で唐突に始まったこのドリームマッチ。この場に観客がいたら大盛り上がりだっただろう。
アベンジャーズのメンバーたちは口々にパニッシャーを非難。アベンジャーズからすればパニッシャーはヴィランと大差ない、抵抗を止めなければ実力行使に打って出るという。これに対してパニッシャーも徹底抗戦の構えだ。数では圧倒的不利にあっても、それが戦力の決定的な差ではない。銃弾の嵐を浴びせるものの、キャプテンアメリカの盾に防がれ、超人たちから連撃を浴びせられてしまう。だが、不思議なことにパニッシャー自身にたいしたダメージは入っていない。ヴィブラニウムの盾やリパルサーブラスト、ムジョルニアの一撃を受けているのにフランクの動きは鈍らない。これはどういうことだ。
彼らの攻撃はあまりにも弱すぎるし、逆にフランクの攻撃は防がれることがなければ一撃で倒せてしまう。不可解な事態に戸惑うパニッシャーだが、同時に1つの確信を持っていた。彼らは本物のアベンジャーズではない、と。
そうと分かればもう恐れるものはない。ここからパニッシャーの反撃が開始。1人、また1人と着実に始末していく。しかし、敵も馬鹿ではない。二流ヴィランの集まりとはいえ、中には頭のいい指揮官役がいた。リーサとタイタニア、彼女らがヒューマンフライらを纏め上げ、打倒パニッシャーのための秘密兵器を起動させる。偽アベンジャーズは前座、こっちが本命だったのだ。