[アメコミ]LAGIAの趣味部屋[アメトイ]

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アメコミ:GHOST RIDER(1990)#10

13星座を統べる者ゾディアック登場!

ブルックリンに潜む悪意にライダーは、そしてダニーはどう戦う?

 

 

前回はこちらから↓

 

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【あらすじ】

ゴーストライダーがブルックリンを護るようになってからも相も変わらず、悪党が弱者を虐げる無法がまかり通っていた。彼らの背後にはいつも街を影から操る強力な権力を持つ者たちがいた。そんな者たちの存在を復讐の精霊は、そしてダニー・ケッチは許さない。そして今日もそんな悪漢がゴーストライダーの前に現れる…。

ブルックリンでは未だ毎晩のように誘拐、殺人事件が頻発していた。
無法がまかり通るこの街そのものに“罰”が必要なのかもしれない。
【孤独なまでにひとり】

ゴーストライダーがブルックリンに現れ、復讐の精霊として多くの悪党と戦うようになってから数か月。彼らの戦いは街に住む人々の意識を否が応でも変えることになっていた。なにせゴーストライダーの存在は街の影に潜む悪党たちよりも大きな意味を持つものになっていたからだ。ライダーが一度戦えば、ゴロツキやマフィアなんぞ簡単に殺せるパワーに銃弾やナイフも効かない防御力はそれだけでも恐怖の対象だった。

悪戯であっても容赦しないライダーはペナンス・ステアを放つ。
しかし、血も流れていない筈なのに何故変身できるのだ?

不良グループの少々やりすぎな悪戯にも過剰に反応し、罰する復讐の精霊の姿はもはや悪魔のそれ。しかし、ライダーは自分でも復讐の精霊としての力を制御できなくなっていた。ダニー・ケッチの悪への激しい怒りがライダーの力を高め、強くしていた。自分だけでは戦えなくてもゴーストライダーならば戦える、ライダーの力に依存する傾向を強めるダニーは何時しか自分の意思でライダーに変身することができるようになっていた。この力があれば皆を救える。だが、救われている当人たちからは恐怖される。

悪循環を重ねる現状を憂うライダーだが、この街でそんな感傷は許されない。

ゴーストライダーを危険視する恋人や友人とのすれ違いを感じるダニー。
ライダーの力がこの街には必要なのに、何故それが分からない?

親しい者たちとの心の距離が遠ざかるダニーと、己の存在に悩むゴーストライダーは同じ体を共有する一蓮托生の身。しかし、同じ体にあっても心は同じではない。2人の心もまたすれ違いを起こしていた。常に独りなのだ。

 

だが、2人がすれ違いを起こしていても悪党との戦いが終わるわけではない。

ブルックリンではデスウォッチと、彼の協力者である魔術と機械を操る男ゾディアックの恐ろしい計画が動き出していた。ゾディアックを放置するのは危険だ。奴がこの街で起きている事件に加担しているのは明白だ。人を殺すことに何の後悔も抱かないこの男の存在をゴーストライダーとダニーは許さない。彼らが何をしようとしているのかは分からないが、今すぐに止めなければ!

ゴーストライダーの前に現れたゾディアック。
今日の所は挨拶だと言って逃亡してしまった。

スウォッチやブラックアウト、そして今度はゾディアック。次々と現れる悪党たちの暴挙を許しはしない。例えひとりででも奴らと戦う。ゴーストライダーとダニー・ケッチの孤独な戦いは続く…。

2人が決意を新たにする中、1人の男がブルックリンに向かっていた。
ゴーストライダーを敵視しているが、一体何者なのだ(すっとぼけ)。