ここは地獄だ…。
拒絶される男、スカーレットスパイダー!
前回はこちらから↓
【あらすじ】
ミッドナイトサンズと合流したスカーレットスパイダーはウォンから街から悪魔と化した人々を出さないようにするように指示を出される。アベンジャーズの猛攻を搔い潜り、蜘蛛糸で街を封鎖する。しかし…。
【親愛なる隣人になれない者】
スカーレットスパイダー、ベン・ライリーはダムネーション以前にオリジナルであるピーターに代わりスパイダーマンとして活動していたことがあった(ダムネーション後でも活動していた)。それ故か、街の住人たちにも自分の使命をフレンドリーに話し、暴徒化していない人々を安全な場に逃がそうとする。
だが、住人たちは地獄から溢れ出す瘴気に当てられ少しづつ精神が蝕まれていた。
暴徒化した警察官をいつものように叩きのめして拘束したスカーレットを罵倒し、また暴徒化し、スカーレットに襲い掛かる。無限にも続く地獄の連鎖にベンの精神もまた擦り減っていく。
スカーレット・スパイダーはスパイダーマンになり切れなかった男、だが人々からすればスカーレットはスパイダーマンと変わらない。
ベンにも容赦なく民衆からの攻撃に晒されてしまうのは哀れに思ってしまう。
そんな異常な事態にベンの心が耐えきれるはずもなく、暴徒化していない住人に攻撃してしまう。どんどん追い詰められてしまうベンだが、そこに現れたのは。
憔悴するベンの前に現れたのはラスベガスを地獄に変えた張本人であるメフィスト。
メフィストはベンをヴィランと呼び、自分に協力するよう契約を迫る。
当然ベンは自分はヴィランなんかじゃない、とメフィストの提案を断るがメフィストは意に介さない。ベンのかつて犯した悪事を挙げて、おまえと自分で何が違う?と弱ったベンの心に付け込む。
自分に協力すれば大切な人も生き返らせる、ヒーローになれるぞ。
狡猾な悪魔を前にスカーレットは…。