[アメコミ]LAGIAの趣味部屋[アメトイ]

アメコミ、アメトイに関して語るブログです。MARVELのダークヒーローやクライムファイター中心。

アメコミ:GHOST RIDER (2019)#1

メフィストに代わって新たに地獄の王となったジョニー・ブレイズ。

地上で復讐の精霊として活動中のダニー・ケッチ。

ダブルゴーストライダーの共演、再び!

ALL HAIL KING OF HELL !!

【あらすじ】

地獄から悪魔達が地上へ逃げ出した。彼らはメフィストを信奉する者達で、ジョニーの支配から逃れようとしたのだ。当然王として君臨するジョニーがそれを見逃すはずもなく、彼らを追って久しぶりの地上へ。

一方地上では、開店したばかりのバーで働くダニーは人々の悪意と自分に未だに残る復讐の精霊の呪いに辟易しながらも、ゴーストライダーとして怪物達と戦う日々を過ごしていた。

怪物と戦闘中のダニーの前に現れるジョニー。ジョニーは地上にやってきた理由を話し、自分に協力して欲しいとダニーに頼むが、ダニーは断ってしまう。

やむなくジョニーは独力で脱走者達を追うが様子がおかしく…。

兄は地獄に堕ち、弟は地上に留まった。
手段は違えど復讐の精霊の使命を果たさんとする心は同じ。
【ダニー・ケッチ、完全復活】

本シリーズで特筆すべきなのはやはり、ダニーが主役に返り咲いたことだろう。

’初代’ゴーストライダーであるジョニーがゴーストライダーに復帰した際、姿も能力も同じである’二代目’ゴーストライダーは脇に追いやられてしまったきらいがあった。悪落ちしてジョニーと殺しあったり、メタ的な意味で初代と混同されてしまったり、ジョニーしか登せずダニーは全く登場しないetc…、不憫すぎる。

(そもそも姿は最初から差別化されているし、能力は元々ダニーが使っていたものが大半なのであってry)

そんな中始まった本シリーズ、これまでミニシリーズなどで久しぶりに登場し、見せ場が増えて復活の兆しが見えてきていただけに、筆者は歓喜の声を上げたのをよく覚えています。

ジョニーとダニー、血を分けた兄弟でも’復讐の精霊の呪い’に対する考えは違う。

二人の違いが本シリーズの見どころだ。

【蠢く悪意】

ジョニーとダニーの二人が共演する時は、何某かの陰謀が渦巻いている時だ。

過去にはブラックアウトやスケアクロウ、カーネイジといったサイコキラーブラックハートメフィストなどのサタンと呼ばれる悪魔達、ザドキエルなどの神に最も近い天使達の策略があった。今回も例に漏れず、怪しい動きを見せる悪魔達の影が…。

ジョニーに従う悪魔を抹殺するリリス達。彼女達の目的は…?

そして、ホテルインフェルノに幽閉されているメフィストも怪しげな笑みを浮かべていた。ダムネーションの一件でドクターストレンジやウォン達に敗北し、復讐の精霊達にお礼参りされたというのに懲りない奴だ。

本シリーズでの彼の姦計も見どころのひとつ。

【変貌するジョニー・ブレイズ】

ダニーと別れてから1人の男の元を訪ねるジョニー。ジョニーは彼を容赦なく殴打する。

男は脱走した悪魔が変身した姿だったのだ。「他の連中はどこだ?」と尋問するジョニーに対して捨て台詞を放つ悪魔。ジョニーは男の体を鎖で引き裂き、地獄の炎で燃やし尽くす。その姿はまさにサタンのそれだ。ヒーローのものではない。

同じ頃、母の墓前で酒を呷るダニーの前に亡くなったはずの母が現れる。「ジョニーを止めろ」と…。

無慈悲に虐殺するゴーストライダー
髑髏からは角が生え、スーツも禍々しい。

ゴーストライダーVSゴーストライダー、悪魔の呪いを受けた兄弟同士の戦いが再び始まろうとしていた。

月夜を駆ける女性。
彼女の名はサラ。
亡き祖父から復讐の精霊を監視する役目’ケアテイカー’を託された女。彼女の行先は…。