闇の軍勢の侵攻を阻止せよ!
ということで今回は7月26日に実装されたマーベルフューチャーファイトのアップデートテーマである「ウォー・オブ・ザ・レルムス」と、アップデートで追加された4種のユニフォームの元ネタについて解説する。
まずはウォー・オブ・ザ・レルムスについて。
ウォー・オブ・ザ・レルムスは2019年に開始されたソー誌を中心にしたクロスオーバーイベント。10の世界の征服を目論むマレキスと彼に与する者たちが起こした戦争は、アスガルドの全能なる父オーディンをもってしても止めることは叶わず、遂に侵攻は地球が存在するミッドガルドへ迫る。これを迎え撃つのは雷神ソー、そしてアベンジャーズにデアデビルにパニッシャーといったクライムファイターといったヒーローたち。
地球だけでなく世界全体、善悪入り乱れた超人たちの思いを巻き込んだ戦争を描いた群雄活劇は非常に読み応えがあるから未読の方には結構お勧めな作品。管理人としてもゴーストライダーにパニッシャー、ブレイドの3人の推しが揃い踏みした作品という意味で必読な作品だが、それは今はおいておく。
【MALEKITH:WAR OF THE REALMS】
次に実装されたユニフォームについて。まずはダークエルフの王、マレキスから。
全身にシンビオートを纏った凶悪な姿に生まれ変わったマレキス。このシンビオートはエディに寄生したヴェノム・シンビオートその人(?)。シンビオートが何故マレキスに寄生をしているのかというと、エディとシンビオートはある事件を機に喧嘩別れを起こして分離、シンビオートは単独でヴェノムとして地球を守るヒーローとして戦った。しかし力及ばずマレキスに敗北、シンビオートの力に興味を持ったマレキスは“彼”の精神に干渉し、無理矢理に従わせた。その結果生まれたのがこのユニフォームの姿という
わけだ。
シンビオートの能力から邪悪な欲望を増幅し、パワーアップしたマレキスはこの力を以て一気に全世界を征服することを画策するが…。
【ENCHANTLESS:WAR OF THE REALMS】
2人目はエンチャントレス。
アスガルド出身でありながら、そのアスガルドに向けて激しい敵意を持つ魔女。そんな彼女がマレキスの侵攻作戦に協力をしない筈がなく、フロストジャイアントやウリクと共に彼と共にミッドガルドに侵攻する。
アスガルドでも有数の魔術師である彼女の力は、ヒーローたちには脅威以外の何者でもない。しかし、絶対的な力を持つが故の余裕からか油断しがちなのが玉に瑕か(そんな所も魅力的だけどな)
【ANGELA:ASGARD‘S ASSASSIN】
3人目はアンジェラ。
オーディンの娘でありながら、アスガルドには与せず独自の行動を取るアンジェラはウォー・オブ・ザ・レルムスには登場せず。このユニフォームは2014年に刊行された「ANGELA:ASGARD‘S ASSASSIN」で登場したアンジェラの新しい姿が元ネタ。
アスガルドの神の1人であるヘイムダルからシレーナへと送られたドレスであり鎧でもあるアーマーを纏ったアンジェラは、かつてのアスガルドの裏に隠された闇を暴くことになる。
【ODIN:AVENGERS:1,000,000BC】
最後はオーディン。
オーディンと言えば荘厳な鎧を身に纏い、スレイプニルに跨り、グングニルを振るう姿が思い起こされるがこのオーディンは息子のソーを思わせる姿だ。それもその筈、太古の時代ではオーディンは雷神としてムジョルニアを振るい、地球を守るアベンジャーズのリーダーとして戦ってきたのだ。
オーディンが地球や仲間たちに固執する息子に頭を悩ませながらも、なんだかんだ言って最終的には許すのはかつての自分を重ねているのからなのかもしれない?
アスガルドをテーマにしたアップデートは過去にも何度も行われてきた(ネマブのお気に入りなのだろうか?)が、今回はインフレに取り残されていたマレキスやアンジェラをはじめ、エンチャントレスとオーディンがパワーアップして帰ってきた。
どうせならウォーリアーズ・スリーにもそろそろ救済の手を差し伸べて欲しいものだ。彼らもウォー・オブ・ザ・レルムスには登場しているんだし。泥水してゴミ箱に投げ込まれるヴォルスタッグはある意味必見?