他人の空似です(結論)。
と一言で終わらせるわけにはいかない。
さて、先日ディズニープラスで配信されて好評を博したドラマ作品「ウェアウルフ・バイ・ナイト」。人間時の紳士な態度と狼人間時の獰猛な姿のギャップ(とマンシングことテッドの愛くるしさ)で視聴者の心をがっしり掴んだジャック・ラッセル。
筆者もウェアウルフ・バイ・ナイトは大好きなヒーローだっただけにドラマ版は最高だった。今期のMCU作品の中で最高傑作ではないだろうか(贔屓)。
ドラマ版の感想はこちらから↓
知名度が上がり、多くのファンを獲得したジャックだが一つの問題にぶち当たったと思う。それはジャック以外の狼人間がマーベルコミックに存在するから。
【ワーウルフ】
ジャック以外の狼人間、それがワーウルフだ。因みにウェアウルフ・バイ・ナイトもワーウルフもローマ字にするとウェアウルフ・バイ・ナイト「werewolf by night」,
ワーウルフは「war wolf」となる。少々ややこしいから筆者は区別するために敢えて読み方を分けている。
ワーウルフことヴィンス・マーカスは諜報機関SHIELDに所属するエージェントで、戦闘部隊「ハウリングコマンドーズ」のメンバーだ。
狼由来の野生のパワーとSHIELDで培った銃器のスキルを武器に戦う男だ。変身するトリガーはジャックと同じだが、能力の大本は火星にあるという違いがある。
【ウェアウルフ・バイ・ナイト】
で、こちらがウェアウルフ・バイ・ナイトことジャック・ラッセル。
銃器や力を増幅する装置といった科学的な装備を一切用いない、己の牙と爪だけを武器に戦うインファイターだ。
狼人間の伝説に基づいて創られたキャラクターなだけに、能力の大本が月であったり弱点が銀であることなど、古典的な狼人間として描かれている。故に夜に生きる狼、ウェアウルフ・バイ・ナイトなのだ。
SHIELD所属のワーウルフたちが軒並み一発限りのキャラクターたちなだけに、基本的に「マーベルの狼人間」といったらこのジャックのことを指す。
外見は同じ狼人間でも詳細はかなり異なるのが面白い。惜しむらくは先述した通り、マーベルの狼人間はジャック一択なのがなんとも。折角生み出したキャラクターなのだから一発屋たちにも出番を回して欲しい気もする。
2人の違いが分かってくれたら嬉しい。どうしても分からないなら「半裸の狼人間」がウェアウルフ・バイ・ナイト、「戦闘服を着てる狼人間」がワーウルフとざっくりでもいいだろう。
何せ2022年現在でもジャックにしかスポットが当たっていないのだから…。