私こそがスーペリアなのだ!
というわけで、今回はマーベルレジェンドドクターオクトパスのレビューだ。
ドクターオクトパス(商品名はドック・オク)はSP//drアソートにラインナップ。ハズブロから発売された初めてのドクターオクトパスということで、当時はかなり注目を集めたらしい。そして落胆する声も多数あったとかなんとか。詳しくは後述。
特徴的なマッシュルームカットに眼鏡、大きく食いしばった口とドクターオクトパスを表す記号は余すところなく再現。後はニヤリと笑っているヘッドパーツがあれば完璧だったかな。眼鏡は非着脱式だが、眼鏡の裏にはちゃんと目が描かれているが嬉しい。
ドクターオクトパスの代名詞である4本のアーム。造形には気合が入っていて先端のクロー部は着脱が可能。しかし、このアームがこのドクターオクトパスの評価を二分してしまっている。コミックや実写映画、アニメ作品でのドクターオクトパスのアームは本物のタコの腕のごとく自由自在に動くのに、なんとこのアームは動かすことができないのだ。2種類の表情付けがされてはいるがアームの軸はドクターオクトパス本体にただ差し込むだけなので、折角の表情付けが意味をなさない。
どうしてこれでイケると思ったのだ当時のハズブロよ…。?「アームなんて飾りです。偉い人にはそれが分からんのです」
まあ、色々とアームへの不満を書いたが宿敵であるスパイダーマンとのバトルシーンを表現することは一応できるのは救い。ドクターオクトパス本体の可動性と体幹は優秀なので、重心が後ろに寄ってしまいがちなアームを装備したまま十分に保持できるのだ。
宿敵のレビューはこちらから↓
最後は「スーペリア」を名乗った自分たちをバックに締め、…やっぱりアームが色々と台無しにしている感がある。
このドクターオクトパスで問題視されたアームを改造して可動できるようにした猛者たちが現れたのも無理もないだろう。中には某100均のライトスタンドをぶっこ抜いてアーム代わりにする者もいたんだとか。何でも物は使いようだ。
ハズブロ側も漸くこれを問題視するようになったのか、「アニメイテッド」シリーズを皮切りにドクターオクトパスのレジェンドに装着するアームは可動式となっている。コミック版での姿のドクターオクトパスでもアームが可動式のタイプが発売も待たれる。