[アメコミ]LAGIAの趣味部屋[アメトイ]

アメコミ、アメトイに関して語るブログです。MARVELのダークヒーローやクライムファイター中心。

アメコミ:GUARDIANS OF THE GALAXY(2020)#12

ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーvsオリンポスの神々、決着!

戦いの向こうに待つのは、新たな宇宙の守護者の姿か!?

 

 

前回はこちらから↓

 

lagia.hatenablog.com

[あらすじ]

オリンポスの神々との戦いの地に集結したガーディアンズ。彼らとの決戦に選んだのは、始まりの地であるクリー帝国の廃棄衛星。奴らが滅ぼしたこの星を、そのまま奴らの墓場とせんがために。

邪神と化したオリンポスの神々と宇宙の守護者たるアウトローたち。遂に決着を付ける時が来たのだ…。

アスガルド人にも匹敵する「神」相手にも臆することなく立ち向かうガーディアンズ。そんな彼らを「仲間も守れない矮小な弱者」と嘲笑うゼウス。本当に矮小なのはどちらか、目にもの見せてやるよ。このクソ野郎!

[The time of mercy is past]

ドニー・ケイツからライターを引き継いだアル・ユーイングが作り上げたガーディアンズ・オブ・ギャラクシー誌。その始まりの敵として登場したオリンポスの神々との戦いの幕が上がった。前回のオリンポス・シティでの戦いではガーディアンズはスター・ロードとロケット、マーベルボーイ、フィラ・ベルにムーンドラゴン、そしてノヴァの6人だけだった。しかし、今回はガモーラたちも合流したオールスター。無敵の布陣で最強の敵と正面からのガチンコ勝負という男心を熱くさせる展開が見所だ。

その中で直接対決を演じながら舌戦を繰り広げるのがスター・ロードとゼウス、両チームのリーダーたちだ。“マスター・オブ・サン”の力を解放させたスター・ロードの力は常人を遥かに超えるが、ゼウスの戦闘力はそれを遥かに上回る。彼は堕ちても尚、あの最高神オーディンと同格の全能なる神なのだから。人間がいくら足掻いた所でどうにもならない、お前たちの力が「神」たる我らを超えることなどあり得ない。大義を掲げておきながら情に流され、離散してしまうような腑抜けた連中など「神」には相応しくない。

片目をエレメントガンで吹き飛ばされながらも、ダメージを物ともせずにそう宣言するゼウスには正面から倒すことは難しい。傲慢な本性を曝け出し、己の部下を使い捨てにするだけでなく息子を殺すことも躊躇わない男だが、その実力は本物。ならば、こちらはアウトローらしくあらゆる手段を使って相手にするまでだ。不意打ちも奇策もなんでも使ってやる。

ゼウスの雷に撃たれ、墜落した宇宙船だが、マーベルボーイが咄嗟に作り出した防護壁のお陰でメンバーは無事だった。ただ1人グルートを除いて。だが、今は悲しんでいる時ではない。スター・ロードのピンチを知ってか知らずか“大英雄”は全能なるゼウスに戦いを挑む。誇り高き獅子の牙が邪神の野望を嚙み砕く!

ハーキュリーズの突撃を受け、ゼウスの注意は彼に向けざるを得なくなる。ハーキュリーズガーディアンズ・オブ・ギャラクシーの現メンバーにおいて最強の男。そんな彼と正面から戦えば、いかにゼウスと言えども余裕はない。

その一瞬の隙をガーディアンズ・オブ・ギャラクシーは見逃さない。ゼウス以下の神々も確かに強いが、勝てない相手ではない。「神」も自分たちの計画を成就するために手段を選ばず、あの手この手でガーディアンズを苦しめる。フィラ・ベルとムーンドラゴン、恋人同士の絆に付け込むのもその1つだ。しかし、その程度の精神攻撃で崩れるような柔な関係ではない。助けを求める恋人に手を差し出さないでヒーローを名乗れるものか。

ヘルメスの見せる幻覚に囚われるムーンドラゴンを正気に戻すべく、自身もありのままの感情を見せるフィラ・ベル。プリンス・オブ・パワーが持つインフィニティ・ストーンの力で更に強くなって蘇ったグルート。ガーディアンズの戦いを注視するアテナの目に映るのは、真の勝者の姿だ。

 

己の力を誇示し、驕り続けた神を打倒するのは仲間を、家族を信じる人間たちの力。1人では勝てなくとも、全員で力を合わせればそれも不可能ではない。ハーキュリーズは彼らの強さを知るからこそ、ガーディアンズに与した。愕然とするゼウスの目に映るのは五体満足で立つガーディアンズのメンバーと倒れ伏す神々たち。

もはや勝利は決した。しかし、ここで情けを掛ける訳にはいかない。きっちりと落とし前はつけさせる。それがアウトローであるガーディアンズ・オブ・ギャラクシーのやり方だから。

自分たちの敗北を認められず、尚も抵抗するゼウス。そんな彼に引導を渡すべく放たれたエレメントガンとネガ・ガントレット、そしてドラゴン・フォースの合体攻撃。その一撃はゼウスを抑え込むアテナ諸共に時空の彼方へと消し飛ばした。アテナが見た未来に描かれた「闇」を照らす「光」が、彼らを包み込む…。

 

戦いは終わった。宇宙を混乱に陥れた「神々」は消え、そして地球を襲撃したシンビオートの神たるヌルもまた地球のヒーローたちの手で倒された。遅れて決戦の地に駆け付けたクラートの報告に、管理人も漸く安堵したものだ。

大過ぎる物語は幕を閉じた。しかし、まだ戦いは終わっていない。ガーディアンズの戦いとは「神」との戦いだけを指すものではないからだ。この広大な宇宙には彼らの助けを求める人々が沢山いる。「神」に住処を追われ、巨大な力を持つ帝国同士の戦いに傷ついた者たちを守るのも、ガーディアンズの戦いなのだ。

銀河評議会が下した新たな指令、それはガーディアンズを中心とした宇宙警備隊の発足。新たなコスチュームを身に纏い、飛べ、ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー

次号、新たな敵現る!?