Consider Him Dealt With.
というわけで、今回はマーベルレジェンドザ・フッドのレビューだ。
(画像差し替え済み)
しがないチンピラに過ぎなかったパーカー・ロビンスは、ある日盗みに入った先で偶然出会った悪魔二サンティを咄嗟に撃ち殺し、金目のものになりそうなフードとブーツを強奪。しかし、彼が奪ったものは悪魔由来のマジックアイテムであり、その力に気付いたロビンスはこれらを駆使して成り上がりを決意。
チンピラから自分が組織した犯罪組織のリーダーへと上り詰め、一線級のヒーローやヴィランたちと鎬を削るように。そうした毎日を送るうちに、ロビンスはいつしかフードを被った悪党「ザ・フッド」と呼ばれるようになっていくのだった。
そんなザ・フッド(ザ・フードとも)がハズブロから発売されたスーパーヴィランズシリーズの一つにラインナップ。発表当時から強烈なインパクトを与えた、いろんな意味で。
スーパーヴィランズアソートのレビューはこちらから↓
素体はかの故スタン・リー御代のマーベルレジェンドのリカラーで、ザ・フッドになくてはならないフードと二丁拳銃、2つのエフェクトパーツが付属する。
可動域はそこそこだが、巨大なフードのおかげではったりが効いたポーズが取りやすいのが特徴だ。
正面から。
既に凄い顔で叫んでいるが後で触れる。
背面から。
フードは硬質パーツで全く動かない。
バストアップ。
さて、このザ・フッドが発表当時に与えたインパクトは本当に凄まじかった。その理由がこれだ。…笑わせに来てる?(笑)そう、このザ・フッドは何故か表情が凄いことになっているのだ。
死んだ眼で思いっきり叫んでいる迫真な表情なのがシュールというか不自然というか、不思議な魅力を放っていると言えるのかも?…別の表情のものや悪魔化したヘッドパーツを付属品で付ければよかったのに。
青いジャケットや白いシャツ、緑のズボンと結構派手。自己主張が強すぎるぞロビンス。
フード付きのマントは取り外しが可能(というよりただ被せているだけなので、取り外す気がなくともポロポロ取れるのだが)造形自体は気合入っているのが見て取れる。
マントの質感は独特のもの。
マントを取り外すとこんな感じ。ただの兄ちゃんである。
多くのマントキャラクターと違い、ザ・フッドはその名の通りフードがアイコンそのもの。このフードがマントと一体化しているので、可動性は標準的ながらも動きは制限されてしまう。
付属品その①、黒いハンドガン。
同じデザインのタイプが2丁。
付属品その②、エフェクトパーツ。
ハンドガンの先端に装着する、ザ・フッド独自のもの。
ザ・フッドと言えば赤いフード、そして拳銃!
ハンドガンの先端から炎の渦巻を纏いながら発射される弾丸が綺麗。マントとブーツとは違い、この拳銃はザ・フッドがロビンスの頃から持っていたもの。魔術で強化した弾丸で多くの「商売敵」を蜂の巣にしてきたのだ。
雄たけびを上げながら銃をぶっ放すザ・フッド!
マントの裾が邪魔して動きが制限されると先述したが、アクションポーズを取りずらいのが痛すぎる。おまけにフードがポロポロ取れるのもストレス過多。銃=ガンアクションだろうに…。
インファマス・アイアンマンとバトル!
ザ・フッドの異能には身体の悪魔化や魔術の行使などがあるが、その中でも最たるものが「死者蘇生」。死んだヴィランを配下として復活することができるザ・フッドは、アメコミあるあるの1つ「キャラクターがすぐ生き返る」を堂々と使えるので、製作陣からは重宝されていた印象。死者を自分の配下として利用できるのだが、強大なヒーローにはあんまり役に立たなかったりもするが。
画像にはザ・フッドがコミックで蘇生していないキャラクターが紛れているが、気にしないでね。
対戦相手と配下たちのレビューはこちらから↓
最後はゴーストライダー&エルサ・ブラッドストーンとの戦いで締め。2人との戦いは当ブログでも紹介しているので、そちらもチェックだ(露骨な宣伝)!
フードは被せるだけ、顔で笑わせに来ている、素体はいつもの流用と色々とツッコミたい所が多いザ・フッドだが、このレジェンドにしかない魅力はちゃんとある。
願わくば悪魔化したヘッドパーツやフードの固定方を変更した新規素体でリメイクして欲しいものだが。
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