[アメコミ]LAGIAの趣味部屋[アメトイ]

アメコミ、アメトイに関して語るブログです。MARVELのダークヒーローやクライムファイター中心。

アメコミ:AVENGERS:CURSE OF THE MAN-THING

巨大生物マンシングの生誕50周年を祝った記念作!

地球全土にマンシングの脅威が降りかかる中、アベンジャーズが立ち向かう!

【あらすじ】

フロリダ州の奥地にある密林地帯に潜む異形のヒーロー、マンシング。

そんなマンシングの強力な力を求めて1人の女が現れる。ハロウワーと名乗る女はマンシングを殺害し、自身が描く理想郷のために動き出す…。

いとも簡単にマンシングの巨体を引き裂く。
一話でいきなり殺される主人公て…。
【フロウワーの野望】

冒頭からマンシングが倒されるという衝撃的な開幕となった記念作品「カース・オブ・ザ・マンシング」。今回はその記念の第1話。アベンジャーズとの共演を描くミニシリーズだ。

先ずはマンシングについて軽く解説する。

マンシングはフロリダ州を主な活動拠点とし、迷い込んだ悪人たちをしばいたり、人々に恐ろしい外見から怪物と蔑まれながらも密林の奥地にある異世界に繋がるゲートを守護する男だ。本名はセオドア(テッド)・サリス。優秀な生物学者だった彼だが、ある実験に自分を被検体にしたことで体が変異、マンシングとなってしまった。

マンシングとしての能力は巨体に違わない怪力と蔦を伸ばしての搦め手に、自分に恐れを抱いた者の魂を焼くというフィジカルと特殊能力がバランスよく備わっている。攻撃的な能力以外にも再生能力や何もないところから木々を生やすなど、マンシングならではの力も持つ。

そんなマンシングを狙ったのは自然至上主義を掲げる組織ホータカルチャーに所属するハロウワー。組織の意向にも従わない過激な思想を持つ危険な女。

ハロウワーがマンシングを殺害したのは彼の能力を奪い、地球上を緑溢れる星に戻し地球を汚す人間をマンシングの力で焼き尽くすという地球の浄化のためだった。

マンシングの能力を得た彼女は世界中のあちこちに巨大な蔓を生やし、周囲の珍しいもの見たさで集まった何も知らない人間たちを焼き尽くしていく。

アベンジャーズ・アッセンブルキャプテンアメリカの闇】

この非常事態に彼らが黙っている筈がない。地球最強のヒーローチーム「アベンジャーズ」がブラックパンサーの指揮の元に、世界各地に散りそれぞれに割り当てられた都市で蔓の排除と住民の避難に追われていた。

アメリカだけでなくワカンダやオーストラリア、イギリスにも蔓が。
アベンジャーズはこの奇妙な事件を解決できるのか。

アベンジャーズは各々の力を振るい、次々と生え続ける巨大な蔓を薙ぎ払うが蔓は砕こうが燃やそうが、ヒーローたちを意に介さないのかどんどん新たな蔓を伸ばし、そこから植物で出来た怪物や種子を放出し規模を拡大していく。住民たちも苦戦するアベンジャーズを見て助からないと恐怖を抱いてしまい、パニック状態に。

そんな中、アベンジャーズのリーダー格の1人であるキャプテンアメリカが盾に取り付いた種子が急成長した蔓に取り込まれてしまう。

キャプテンアメリカスティーブ・ロジャースが目を覚ますとそこは見慣れないジャングル。辺りは暗闇に包まれた異空間に閉じ込められたと判断し途方に暮れるスティーブに忍び寄る複数の影があった。

ニュークやプロトサイド。「キャプテンアメリカ」の闇を体現する亡霊たち。
ティーブが心の奥に潜めていた恐れが彼らの姿を借りて襲ってきたのだ。

突然の事態に驚き、防御態勢が取れないスティーブを4人掛かりで襲い、お前はキャプテンアメリカの名とコスチュームに相応しくないと足蹴にするニューク。

卑怯とは言うまいな、と言いたげな4人だがスティーブの心は折れない。自分を見下ろす彼らは所詮は亡霊。

以前にもスティーブはもう一人の自分というべき男と対峙し、「キャプテンアメリカ」の名と盾、コスチュームの意味と重さを改めて思い知り、恐れを心に留めながらも前に進むことを決めた。そんなスティーブにとって自分に勝てなかった男たちが徒党を組んでも何の障害にならないのだ。

謎の男の助力を借りながらもニュークたちを瞬殺するキャプテンアメリカ。謎の男の正体は今まさに事件の渦中にあり、死んだ筈のマンシング、テッド・サリスだった。

目の前にいるキャプテンアメリカが幻覚なのか現実なのかの判断も付かないテッドだったが、自身に起きた出来事と今世界を恐怖のどん底の落としている事件の全貌を伝える。世界中に伸び、増殖し続ける蔓は自分に植え付けたSO-2血清によるものだろうと推測するテッドに、事件の解決に協力を申し出るキャプテンアメリカ

血清の開発者がいれば事件の解決は早い、そう考えたのだ。

しかし、テッドは申し出を拒否。何故だと訝しむキャプテンアメリカにテッドは叫ぶ。「あの血清の公式は未完成なんだ、自分が作ったものじゃないんだから!」

自分に自信を無くし、心を閉じようとする男をスティーブは救えるだろうか。