明かされる神父の正体!
混沌を極めるラスベガスに新たな力が現れる!
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【あらすじ】
ジョン神父の奇跡の力でアスモデウスの拘束から脱したゴーストライダーは、神父と共に地上に出るべく地下を走り続ける。しかし、行けど行けども一向に出口に辿り着かない。不思議に思う2人だが、そこに現れたのは…。
一方の地上ではアスモデウスに操られたヒューマントーチにスパイダーマンとウルヴァリンは大苦戦。スパイダーマンたちもアスモデウスに屈してしまうのか。
【ジョン神父の正体】
新しく始まったニュー・ファンタスティック・フォーに新登場したジョン神父。シリアスな展開が続く本シリーズにおいて貴重なコメディリリーフであり、彼自身もコントロールできないが自分が願うことを叶える奇跡の力を持つ男。
そんな彼だが、これまで何故彼がそんな力を持っているのかは、作中で特に触れられてこなかった(アスモデウスとヒューマントーチが思っていた以上に大暴れしているせいかも)。
何故、ヒトのそれを越えた頂上の力を持つのか。それはメフィストにはメフィストが関与していた。あまりにも残酷な真実。ジョン神父はメフィストの息子だった。
遠くない未来、惑星直列による膨大な力が起きた時に備えるためにメフィストは1人の神父に化けて修道女を弄び、ジョンを身籠らせたというのだ。
生まれてから天涯孤独、救いを神に求めた男にこんな真実は耐えられる筈がない。
常に人々の為に祈り続けたジョン神父は眼前の男に怒りと憎悪の炎を燃やし、悪魔の死を望む。言うことを聞かない息子には躾が必要だとジョンに攻撃を放つメフィストだが、寸ででゴーストライダーがジョンを助け、離脱する。
今はメフィストに構っている場合ではない。一刻も早く地上の仲間たちの元に戻らないといけない。だが、地獄王は不敵に笑う。狙った獲物は逃がさない、それが悪魔の鉄則だ。
【決着、ヒューマントーチ】
ゴーストライダーとジョン神父の前にメフィストが立ち塞がっていた頃、地上では依然もう一人の悪魔アスモデウスに操られているヒューマントーチにスパイダーマンとウルヴァリンは苦戦を強いられていた。
迂闊に青い炎に触れれば自分も発狂し、悪魔に魂を支配されてしまう。それに相手は操られているとはいえ共に戦った戦友。迂闊な真似はできない。そんなヒーローたちの思惑を嘲笑うアスモデウスに業を煮やすウルヴァリンはスパイダーマンの静止を振り切り、ヒューマントーチを爪で首を貫く。
地獄の炎を得たヒューマントーチは無限の再生能力でウルヴァリンの攻撃を無力化。ウルヴァリンの魂を焼き尽くそうとするが、それはウルヴァリンが仕掛けた罠。
懐まで潜り込めばそこはウルヴァリンのテリトリー。逃げ場がないヒューマントーチの右腕をぶった切り、首を落とす。
仲間の首を獲ったことにスパイダーマンから責められるも、ヒューマントーチは直ぐに復活。いくら体をバラバラにしても意味がない。
余裕の態度を崩さないアスモデウスだが、同僚たちの避難を完了したグレイハルクと遅れてラスベガスに駆け付けたファンタスティック・フォーとヒーローたちが集結したことで形勢逆転。
グレイハルクの一撃で炎を消され、インビジブルウーマンの張ったバリアに包まれてダウン。アスモデウスもシー・シングとミスターファンタスティックに捕らえられる。
打つ手が無くなったアスモデウスだが、彼は未だに余裕の笑みを浮かべる。
ここラスベガスは地獄と続く魔境の地。いくらヒトが足掻いても無駄だ、と。
邪魔者はここらで一掃する。メフィストはラスベガスに眠る巨大な悪魔を呼び起こす。
さあ、ニンゲンたちよ。どう戦う?