[アメコミ]LAGIAの趣味部屋[アメトイ]

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アメコミ:GHOST RIDER(2006)#3

ゴーストライダーvsドクターストレンジ!

怒り狂う復讐の精霊に至高の魔術師が挑む!

 

 

前回はこちらから↓

 

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【あらすじ】

サタン、ルシファーが地獄から地上へ現れ、ゴーストライダーの目の前で大勢の人間を殺した。地獄の悪魔の思惑に踊らされ、罪なき人々を救うことができなかった悔しさと屈辱感から悲痛な叫びを上げるジョニーは、ドクターストレンジの魔術で何処かの墓地へとテレポートされた。

ジョニーの前に現れたストレンジはルシファーの一件から手を引くよう忠告するが、当のジョニーは何と眼前のストレンジをルシファーが化けた姿だと認識して襲い掛かってしまう…。

「もう二度とふざけた真似はさせねえぞ、ルシファー!」
イライラが募っていたジョニーは、上から目線な忠告をするストレンジに怒りを爆発させる。
【RAGE】

前号にてルシファーにいいように弄ばれ、自分たちの戦いに関係のない人々を巻き込んでしまったことで、永遠とも思える地獄での拷問の日々を過ごし、荒んでいたジョニーの精神は遂に限界を迎えてしまった。ジョニーの頭の中はルシファーへの復讐心で一杯だ。俺をコケにしやがって、とあの忌まわしい悪鬼のことを思うと殺意を抑えられないのも無理はないだろう。

そんなジョニーの前にドクターストレンジが現れた。ドクターストレンジは地上と異世界との境界の監視者。普通ならば、地獄から抜け出したルシファーを打倒するためにジョニーに協力する展開だが、ストレンジはジョニーに対して戦うのを止めろと言い出す。今のお前はルシファーの操り人形だ、このまま復讐のための戦い続ければ人間の心まで地獄の悪魔に染まってしまうと警告をしてきたのだ。しかし、今のジョニーにとっては、その警告は逆効果だ。ただでさえルシファーにいいようにやられたばかりだと言うのに、このまま黙って引き下がるわけにはいかない。それに、今になって現れたストレンジが本当にストレンジ本人なのかも、前号での事件を考えればジョニーが怪しむのは当然だ。そんな甘い言葉にもう騙されるものか、と敵意を剥き出しにするゴーストライダーはストレンジを殴りつけ、蹴り飛ばし、攻撃を加えていく。

私はルシファーではない、とあくまでも上からな態度を崩さないストレンジ。
よせばいいのに煽るものだから、余計にジョニーの怒りの炎は燃え上がる。

ストレンジのことを完全にルシファーだと断じたジョニー。こうなっては話は聞いてもらえないことを察したストレンジは、ここに至ってようやくジョニーに何故墓地まで呼び出したのかの理由を語る。原初の精霊ヌメクトがルシファーの打倒のために善の心を持つ悪魔憑きであるジョニーに助けを求めている、だから怒りに飲まれて戦うなと言うのだ。もっともらしい話だが、その話をジョニーが信じる筈がなかった。

全ては悪魔の語る嘘だ。地獄に永い間囚われていたために人間不信気味になっていたジョニーはストレンジの要求を蹴り、あくまでもストレンジをルシファーだと決めつけ、攻撃を続行する。そんなジョニーに遂に堪忍袋の緒が切れたストレンジは…。

ヘルファイア・ブレスをお見舞いするジョニー、魔術の雷を降らせるストレンジ。
超常の力を振るう2人の戦いにおいて、2人が放つ一撃は必殺の威力を誇る。

 

話を聞こうとしないジョニーに対し、我慢の限界を超えたストレンジは一時の怒りの感情に任せてジョニーを殺してしまった。雷が直撃した墓地は大きく抉れ、そこには煙が燻り、炎が消えたゴーストライダーの骸が。

とんでもないことをしてしまったと愕然とするストレンジだが、地中から伸びる鎖に囚われて身動きを封じられてしまう。鎖は死んだ筈のライダーの心臓部から伸びていた。ゴーストライダーには傷を癒す回復能力があるが、それでも死んでしまえばもう治せない。それなのに再び立ち上がるのは、ストレンジの言う通りジョニーが悪魔そのものへと近づいている証拠なのか。腕と口も鎖で塞がれ、抵抗できないストレンジにはもはや、眼前の髑髏の男を睨むことしかできない。そんなストレンジに、ライダーは“ペナンス・ステア”を仕掛けるのだった…。

ゴーストライダーの“眼”を見ればどうなるか、語るに及ばないだろう。
そして、2人が戦っている間にもルシファーの魔手が罪なき人々を襲っていたのだ…。