ドクターストレンジvsメフィスト!闇のゲームを制するのは誰だ!?
前回はこちらから↓
【あらすじ】
地位も名声も、仲間も友人も失った"元"ソーサラー・スプリーム、ドクターストレンジ。彼は魔術を使い荒廃したラスベガスを復活させ歓声と祝福を持って迎え入れられる。束の間の勝利を得たと思われたが、その実はメフィストの罠に堕ちていたのだ。
意固地になるストレンジはメフィストが仕掛けるゲームに挑むが…。
【孤独な天才が失うモノ】
今作はクロスオーバーイベント、ダムネーションのタイイン。
そのため、話の内容はダムネーションにてラスベガスを復興させる前後と、メフィストとのゲームの顛末が描かれている。
ソーサラー・スプリームの称号を失い、住む家も失い、友人も失って、今度は成果を上げた途端にどん底に突き落とされる。ダムネーションよりもストレンジの心境にスポットが当てられている。
メフィストが突き付けたゲームの内容はブラックジャック、ペット(賭け)は金、ではなく己の嘘偽りない真実の魂。ルールはシンプル、ストレンジ自身の心を言い当てる。
駆け引き無用、嘘はつかずに正々堂々と戦うのだ。
悪魔が正々堂々?とミスマッチに感じなくもないが、メフィストは賭けの勝ち負けを重視する勝負師。自らがディーラーとなり、自身の配下たちを交えてゲームを開始する。
化け物に変異したヒトの心を封じ込めたカードを使った悪趣味なゲーム、こんなものはさっさと切り上げるべきと考えたストレンジ。
メフィストが引くカードの順番を入れ替えるという魔術師ならではのやり方で勝利を収める、がバレないイカサマなどない。
カードがメフィストに密告。勝負を台無しにされた、とディーラーの怒りを買ってしまう。
周囲の悪魔たちから袋叩きにされ、反撃の一撃はメフィストに傷一つつけることも出来ない。
これが至高の魔術師の姿か。何て無様な姿だろうか。
ルールを破った者には制裁を、とメフィストは特別ゲストであるソーを呼び出す。今の彼女はメフィストの忠実な下僕なのだ。
悪夢はまだ終わらない…。