サノスvsサノス、現在と未来、2人のマッドタイタンの大決闘！
そして銀河を駆けるフレイミング・スカル、“コズミックゴーストライダー”が初登場を飾ったTHANOS WINSの翻訳版がこちらだ！
今回は本作に登場する新キャラクターたちを解説していきたいと思う。
【あらすじ】
宇宙の果て、戦闘種族チタウリの母星チタウリ・プライムに君臨する男の姿があった。彼の名はサノス。闘いと破壊を求めるタイタンだ。
そんな彼の元に突然、コズミックゴーストライダーが現れる。彼はサノスに自分と一緒にある所まで来て欲しいと軽口を叩きながら言い出す。サノスはコズミックゴーストライダーをメフィストの遣いだと考え、殺そうとするも”サイトラックの鎖“と“タイムストーン”を用いたライダーにあっさり返り討ちにあう。
鎖で縛られたままサノスはそのまま、コズミックゴーストライダーに宇宙の果ての果て、地球へと連れ去られてしまう。何百年も先の、未来の地球だ。
突然の事態に怒り心頭なサノスはコズミックゴーストライダーに食って掛かるが、彼を静止する者がいた。
その男は”サノス“。銀河系に存在する生命の大半を抹殺し、勝利した男だ。
彼がサノスを呼び寄せた理由は…？
いつ見ても異様な光景だ。
【キング・サノス】
今作のタイトルであるサノス・ウィンズ。これはキング・サノスのことを現しているものだ。現在の、若いサノスのことではない。この時点では。
キング・サノス は銀河系に存在する生命、ヒーローもヴィランも一般人も例外なく皆殺しにした男だ。生き残ったのはサノスに仕える道を選んだコズミックゴーストライダーやサノスのペットに成り下がったハルク、サノスに抵抗を続けるシルバーサーファーらごく僅かだ。
纏めて皆殺しだ。
そんな彼が若いサノスを呼び寄せた理由、それは“人探し”。愛する女、死の女神デスともう一度会い、想いを伝える。その為にはデスが望む生命の死を献上しなければ。
生き残ったシルバーサーファーらも始末する。
その手伝いをして欲しいのだ。
若いサノスにとってはデスに恋い焦がれるキングサノスは、ある意味老害にしか見えないだろう。自分はデスの傀儡は止めたというのに、数百年後の自分は傀儡に戻り大虐殺を行っているのだ。
だが、キングサノスの言いぶんも理解してしまう自分がいることも分かっている。サノスの心境は複雑だ。
【コズミックゴーストライダー】
コズミックゴーストライダーは本作から初登場の異色のゴーストライダーだ。
宇宙を駆けるゴーストライダーなら既に存在していたが、コズミックゴーストライダーと違う点はパワーの起源。コズミックゴーストライダーのコズミックパワーの源は 宇宙魔神ギャラクタスのもの。
彼はゴーストライダーであるのと同時にギャラクタスのへラルドなのだ。
そして気になるのは正体。彼の正体は私刑執行人パニッシャーとして悪党たちから恐れられてきたフランク・キャッスルだ。
フランクはサノスの地球襲来時、アベンジャーズらヒーローたちと共にこのマッドタイタンに立ち向かったが惨敗。ヒーローたちは倒され、自身も瀕死の重症に。
地獄に墜ちたフランクだが、彼の望みに応えてか地獄王メフィストが現れる。フランクはメフィストと契約し、ゴーストライダーに。
だが、地球に戻ってきたのはいいが肝心の復讐の相手がいない。誰もいない地球上をたった1人さ迷い続けたフランクは発狂。現在の支離滅裂な人格に変わってしまう。
そんななか、サノスにやられたか傷だらけのギャラクタスが地球に現れる。そこでフランクは打倒サノスのためにギャラクタスに協力を持ちかける。
ギャラクタスはこれを承諾。かくして、コズミックパワーを振るう復讐の精霊、コズミックゴーストライダーが誕生したのであった。
【オブシディアンサーファー】
黒いシルバーサーファー、通称オブシディアンサーファー。
それはキングサノスに対抗するべく、シルバーサーファーが力を磨き、ムジョルニアを振るえるよう心を鍛えた姿だ。シルバーサーファーの元来の能力はそのままに更に強くなった姿。
キングサノスが倒す準備を万全にしたのも納得である。
なんだか情報量がコズミックゴーストライダーにだけ片寄ってしまったが2人のサノスもサーファーも非常にいいキャラクターだ。
一切の救いがない、世界の終わりに向かってまっしぐらな展開は惹きこまれる。
キングサノスの野望は果たせるのか？サノスはどうするのか？最後に勝つのは誰か？
気になった方は読んでみよう。
